老後の資産運用なら投資信託がおすすめ 初心者もできる

これから未曾有の超高齢化社会に突入していく日本においては、人口減少や年金問題など様々な老後不安が叫ばれており、また人生100年時代とも呼ばれるなか、もはや年金だけで暮らしていく事は不可能となりました。

そんな現代社会においてお金の問題から解消されるためには、資産運用を行うことが必須要件となります。

間違っても、預貯金でお金を貯めてはいけません。

預貯金ではお金は増えないどころか、物価上昇の影響を受け、実質的には目減りしてしまうためです。

老後にお金の心配から解放され、安泰に暮らして行くためには、資産運用をすることにより資産を守り、お金を増やしていく必要があります。

そしてそれは、少しだけ勉強をすれば誰にでも可能です。

私自身、実際に資産運用でお金を増やしているので間違いありません。

今回は、初心者にでも誰にでもできる、老後の資産運用について解説していきたいと思います。

 

老後の資産運用 おすすめの手法は?

資産運用には実に様々な方法があり、パッと思いつくだけでも下記の種類の投資法が考えられます。

資産運用の種類
✅株式投資
✅債 券
✅コモディティ
✅不動産投資
✅仮想通貨

ここでは初心者でも誰にでもできる投資法を紹介したいため、投資信託を活用した株式投資と債券への投資をおすすめしたいと思います。

ゴールドや原油などのコモディティ投資や不動産投資、仮想通貨については初心者向きではないため、今回は割愛します。

不動産投資については本サイト内に専門のカテゴリを設けて詳しく解説しておりますので、興味のある方はぜひご覧になってみて下さい。

👉不動産投資とは 【初心者必見】概要とメリット、デメリット

 

老後の資産運用 投資信託がおすすめ

資産運用の初心者には、投資信託の活用が断然おすすめです。

投資信託とは、投資家から集めた資金を専門の機関(投資ファンド)が株式や債券などへ投資して運用し、その運用成果を投資家へ分配する仕組みの金融商品を指します。

投資信託のメリット

✅少額から投資でき、投資額の自由度が高い(100円以上から1円単位)
✅毎月一定額を投資する積立投資もできる
✅プロのファンドが分散投資してくれるのでリスクが少ない
✅海外の市場へも手軽に投資することができる
✅投資家はお金を出資するだけで、あとの作業はすべてファンドが運用してくれる

投資信託は少額から手軽に投資できることが大きな魅力といえます。

最近では100円以上から1円単位で投資できるファンドが増えていて投資額の自由度が高く、余ったお金があればクリックするだけで無駄なく手軽に投資することができます。

また毎月一定額を投資する積立投資ができるのも、投資信託ならではの魅力といえます。

また個別企業への投資と違って投資信託の場合にはプロのファンドが幅広い銘柄へ分散して投資してくれますので、リスクを最小限に抑えることができます。

また海外の市場へも手軽に投資することができる点も、投資信託の大きな魅力です。

投資信託であれば、米国であろうと欧州であろうとアジアであろうと、それぞれの得意とするファンドに任せておけば幅広く分散して投資してくれて、初心者でも手軽に海外へ投資することができるため、おすすめです。

このように投資信託であればお金を投入するだけで、後の作業はすべてファンドが適切な配分を定めて分散投資をしてくれるので手間もかからず、初心者の方にもリスクが低く始めやすいため、おすすめです。

それでは以下に投資信託を活用した株式投資と債券への投資について紹介していきます。

 

アクティブに増やすなら株式ファンドがおすすめ

資産をよりアクティブに増やして行こうと思う人であれば、債券よりも株式のファンドの方がおすすめです。

株式は債券と比べ圧倒的にリターンが大きいのがメリットですが、同時に市場全体が急落した時には元本割れしてしまうリスクも伴います。

しかし短期的な元本割れの恐れはありますが、長期で運用できるのであれば元本割れのリスクはかなり薄まり、10年も運用すれば配当金の蓄積も手伝い、元本割れすることはほとんどありません。

ファンド名:アムンディ・ターゲット・ジャパン・ファンド
種 別  :日本株式
買付手数料:無料(ネット証券)
最小投資額:1万円以上1円単位(積立は1,000円以上)
運用開始日:2000年8月31日

上図は私も投資しているおすすめの国内株式ファンドの運用成績で、ファンドが運用を開始した2000年からの運用成績となります。

2007年までの間に凄い勢いで上昇した後、2008年にリーマンショックに襲われ、一時的にかなりの下落に見舞われましたが、それでも2000年から運用していた場合には元本を割れずに、きちんと利益を確保したまま通過しています。

リーマンショックに耐えた後は再び上昇に転じ、2017年には+500%、つまり元本が6倍にまで膨れ上がっています。

株式の場合はこのように上下動の波が激しくなるため、社会情勢によって短期的に元本を割れる恐れはありますが、長期で運用できるのであればある程度は安定するため、債券よりも株式の方が断然おすすめです。

よって運用期間を長く取れる場合には、株式のファンドの方がおすすめといえるでしょう。

 

手堅くいくなら債券ファンドがおすすめ

続いて債券系のファンドをご紹介します。

債券は株式に比べてリターンは小さいですが、急落するリスクを抑えられるメリットがあります。よって手堅く運用したい人なら債券の方がおすすめです。

ファンド名:三井住友・日本債券インデックス・ファンド
種 別  :国内債券
買付手数料:無料(ネット証券)
最小投資額:100円以上1円単位
運用開始日:2002年1月4日

上図は国内債券ファンドの運用成績です。

運用を開始した2002年以降、大きな下落はなく、少しずつですが安定的に上昇を続けてくれるのが特徴です。

2008年のリーマンショックの時でさえ、大きな下落もなく元本+αを維持したまま通過しています。

リーマンショック後は順調に上昇を続け、2016年には+30%まで上昇しています。

このように債券はマーケットから受ける影響を少なくできるため、いつ解約しても元本割れしづらく、安心感があるのが強みといえます。

これだけ安定しているのであれば、預金代わりとして手軽に投資しても良いでしょう。

よって運用に安心感を求める人や、元本保証型を好むような人であれば、株式よりも債券の方がおすすめといえるでしょう。

 

投資信託を始めるには

投資信託を始めるには、ネット証券の利用が断然おすすめです。

銀行などの金融機関や窓口対面型の証券会社よりも、ネット証券の方が手数料が格段に安く、利用登録もネットで簡単、取引もパソコンやスマートフォンなどで少額から手軽に始めることができるため、初心者にも安心でおすすめです。

ネット証券は国内シェア1位のSBI証券か2位の楽天証券がおすすめで、私自身もこの2社を愛用しており、このいずれかを選んでおけば十分です。

この辺りについては別記事の『初めての株式投資 初心者向けの始め方をやさしく解説』にて詳しく解説していますので、あわせて参照ください。

🔹証券会社を見てみる
👉SBI証券
👉楽天証券

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👉初めての株式投資 初心者向けの始め方をやさしく解説

 

ロボアドバイザーによる自動運用もおすすめ

近年ではAI技術の進化により、機械化された自動運用のサービスも続々と出てきています。

なかでもおすすめなのが『ウェルスナビ』というサービスで、AIが国際分散投資を自動運用してくれるので、このようなサービスを使えば、ロボットにお任せという運用もできてしまいます。

このサービスはAIが投資家の意向に沿うようなポートフォリオを自動で組み合わせ、すべてを自動で運用してくれるサービスです。

この記事でもおすすめとして紹介した株式や債券などをロボットが適切な配分で組み合わせ、自動運用をしてくれるものです。

このレベルの投資を自分で運用しようと思ったら、資産配分と購入銘柄の選定、購入時期の検討、購入注文、再投資、リバランス、売却注文などの作業をすべて自分で行う必要がありますが、このサービスを活用することで、お金さえ預けておけば後はすべての作業を自動で運用してくれます。

このような優れたサービスであれば、資産運用について特に勉強をしなくても自動運用にお任せできるので、手間をかけたくない、あるいは難しいことは考えたくない、といった人にはおすすめです。

👉国際分散投資を自動運用【ウェルスナビ】

 

まとめ

以上により、老後におすすめの資産運用について解説させて頂きました。

はじめの間は投資信託を活用することによって、手軽で安全に投資することができますので、初心者の方にはおすすめです。

ファンド選びは、アクティブに増やしたいなら株式、手堅く行きたいなら債券というのが基本ですが、少し慣れてきたら、自分でこれらを組み合わせて運用していければ、より良い投資ができると思います。

 

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