NISAとiDeCoを併用 ダブルでメリットを発揮

はじめまして、個人投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。

今回はNISAとiDeCoを併用して、ダブルでメリットを発揮させる方法について解説していきたいと思います。

NISAとiDeCoにはそれぞれにおいてメリット、デメリットがあるため、どちらを選べば正解、ということはなく、判断に悩む方も多いと思います。

そのような方は、運用資金に余裕のある方であれば、NISAとiDeCoの両方を併用して運用するのがおすすめで、併用することで、互いのメリットをダブルで享受することができます。

またそれぞれの持つデメリットについても、NISAとiDeCoを併用することで互いに補い合うことができるため、それぞれの短所を打ち消すことができるのです。

今回はNISAとiDeCoを併用して、ダブルでメリットを発揮させる方法について解説していきたいと思います。

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NISAとiDeCoを併用するメリット

それではNISAとiDeCoを併用するメリットについて解説していきます。

NISAとiDeCoにはそれぞれにメリット、デメリットがあるため、それぞれを併用することで、メリットを最大限に発現させましょう。

NISAの概要(楽天証券

iDeCoの概要(楽天証券

iDeCoの税制メリット(SBI証券

NISAとiDeCoの併用で、投資上限額を拡大する

NISAとiDeCo 投資上限額(年間)
一 般 NISA : 120万円
つみたてNISA :   40万円

iDeCo   : 14.4〜81.6万円(下図参照)

iDeCoの投資上限額(楽天証券

NISAにもiDeCoにも上記のように、投資できる金額に上限が定められています。

なかでもiDeCoでは自営業者を除くと年間で14〜27万円までしか投資をすることができず、この程度の金額では十分な資産を形成することができません。

しかしNISAを併用すれば、つみたてNISAで年間40万円、一般NISAなら年間120万円まで投資することができるので、投資の上限額を大幅に引き上げることができます。

よってNISAとiDeCoを併用し、非課税投資の上限額を引き上げることで、節税投資の効果を最大限に発揮させることができます。

iDeCoの併用で、非課税期間を長くする

NISAとiDeCo 非課税期間
一 般 NISA :   5年
つみたてNISA : 20年
iDeCo   : 60歳まで

NISAのなかでも特に一般NISAにおいては、非課税期間が5年とやや短いことがデメリットとなっています。

しかしiDeCo なら60歳までの運用がすべて非課税対象となるため、iDeCoを併用しておけば、非課税期間を長く確保でき、NISAのデメリットを補うことができます。

iDeCoの節税効果(SBI証券

iDeCoの併用で、所得を控除する

NISAとiDeCo 所得控除
一 般 NISA : 所得控除できない
つみたてNISA : 所得控除できない
iDeCo   : 全額が所得控除の対象

所得控除については上記の通りで、残念ながらNISAは所得控除の対象外となっていますが、iDeCoであれば投資した金額すべてを所得から控除できるため、所得税と住民税を節税する効果を得られます。

iDeCoで所得控除(SBI証券

よってNISA だけでなくiDeCoを併用しておくことによって、所得を控除できる恩恵を受けることができるのです。

NISAの併用で、いつでも資金を出金できる

NISAとiDeCo 資金の出金
一 般 NISA : いつでも可
つみたてNISA : いつでも可
iDeCo   : 60歳以降(開始から10年以上)

運用資金の出金方法について、iDeCoでは原則として60歳になるまで資金を出金することができないという大きなデメリットがあります。

これでは予期せぬ事態が起きたり、万が一の場合には不安が募りますよね。

しかしこのようなリスクも、NISAを併用しておくことで回避することができます。

NISAなら運用資金をいつでも出金することが可能なので、まさに自由度の高さがNISAのメリットといえるでしょう。

よって予期せぬ事態が起きてもNISAを併用して運用しておけば、NISAの口座からいつでも資金を出金することができるので、万が一の場合にも安心です。

NISAの併用で、投資対象を広げる

NISAとiDeCo 対象商品
一 般 NISA : すべての株式と投資信託
つみたてNISA : 指定の投資信託で積立てのみ
iDeCo   : 指定の投資信託で積立てのみ

投資できる商品について、つみたてNISAやiDeCoの場合には、指定された投資信託へしか投資することができないため、投資先の制限を受けることになります。

さらに投資方法も積立方式のみとなるため、投資の自由度がかなり低くなってしまうのが難点で、状況に応じて投資にメリハリをつけたり、工夫して投資をしたい人にとっては、自由度の低さがデメリットとなります。

一方の一般NISAであれば、すべての株式と投資信託へ自由に投資することが可能となります。

また売買のタイミングや金額もすべて任意に決めることができるため、一般NISAであれば、投資の自由度は格段に高まります。

よって一般NISAを併用しておくことによって、投資する商品や金額、タイミングを自由に決めることができるので、投資の自由度をかなり高めることができるのです。

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👉NISAのおすすめ銘柄を厳選紹介 初心者向けに解説

NISAとiDeCoを併用するには

ここまで、NISAとiDeCoを併用するメリットについて解説してきました。

気になるNISAとiDeCoの始め方ですが、今はネット証券のサービスがかなり充実しており、一つのネット証券のなかでNISAとiDeCoを簡単に併用して一括管理できるため、ネット証券の活用がおすすめです。 

ネット証券であれば手数料も格段に安く、投資信託なら少額からでもクリックだけで手軽に投資することができるので、初心者にも安心でおすすめです。 

ネット証券であれば利用登録もインターネットで手軽に申請でき、口座開設を含め初期費用もすべて無料なので、これを機に無料登録をして、まずは少額からでも投資してみることをおすすめします。

証券会社は国内シェア1位のSBI証券か2位の楽天証券がおすすめで、私自身もこの2社を愛用しており、このいずれかを選んでおけば十分です。

この辺りについては別記事の『初めての株式投資 初心者向けの始め方をやさしく解説』でも詳しく解説していますので、あわせて参照ください。

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まとめ

以上により、今回はNISAとiDeCoを併用して、ダブルでメリットを発揮させる方法について解説させて頂きました。

ここまで解説してきたNISAとiDeCoを併用するメリットについて、最後にもう一度おさらいしておきましょう。

NISAとiDeCoを併用するメリット
✅NISAとiDeCoの併用で、投資上限額を拡大する
✅iDeCoの併用で、非課税期間を長くする
✅iDeCoの併用で、所得を控除する
✅NISAの併用で、いつでも資金を出金できる
✅NISAの併用で、投資対象を広げる

NISAとiDeCoにはそれぞれにおいてメリット、デメリットがあります。

そこでNISAとiDeCoを併用することによって、互いの短所を補いつつ、それぞれのメリットを最大限に発現させることができるので、NISAとiDeCoを併用して投資する手法がおすすめです。

資産運用で成果を上げるには、このような知識や経験が必要となります。

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