はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は『投資をするなら米国株のインデックス投資が最強』という話について解説していきたいと思います。
私は株式投資について豊富な経験を持ち、当ブログにて株式投資について多くの情報を
発信しているベテラン投資家です。
そんな私が行き着いた結論が、投資をするなら、米国株のインデックス投資が最も優れている、という結論です。
長年、株式投資について調査・研究をしてきたなかで辿り着いた結論が、米国株のインデックス投資の優位性でした。
米国株のインデックス投資なら、安定性・分散性・成長力・流動性のどれを取っても最強の投資先であり、初心者・ベテランを問わずおすすめの投資法といえます。
今回はそんな米国インデックス投資の持つ優位性、魅力について、分かりやすく解説していきたいと思います。
インデックス投資 米国株が優れている理由
まずは数々の市場や投資先の中で、米国株が最も優れている、その理由について解説していきたいと思います。
米国株は成長力が強い
まず米国は世界一の経済力を誇る経済大国であり、圧倒的な成長力を持っています。
日本株と米国株の成長力を比べてみれば、天と地ほどの差があることが分かります。
下図は日経平均とNYダウのそれぞれ35年間の株価推移になります。
日経平均株価 35年チャート
NYダウ 35年チャート
長期的に見ても、日本株は1990年代のバブル崩壊から未だに抜け出すことができておらず、この35年間、株価の成長は見られず、未だにバブルピーク時の半分ほどの株価にしか回復できていません。
一方で米国株の方は対照的に右肩上がりの力強い成長を続けており、この35年間でNYダウは約20倍にまで上昇しています。
日本株は横ばいであるのに対し、米国株は20倍にまで成長しており、このことからもどちらの市場が優位であるかは明らかで、成長率の高さにおいては、圧倒的に米国株が優位となっています。
米国は経済力が圧倒的に強い
その裏付けとなるデータの一つとして、米国は日本と比べ、圧倒的に強い経済力を持っています。
ここで各国の経済力を計る指標の一つとして、GDPの長期推移について確認してみましょう。
下図は日本と米国のそれぞれにおける名目GDPの長期推移を示したグラフになります。
日本の名目GDPの推移
米国の名目GDPの推移
GDPの推移からも明らかなように、日本のGDPは平成に入ってから長く横ばい圏が続いており、経済成長が停滞してしまっていることが分かります。
一方、経済大国である米国のGDPの推移を見ると、日本とは対照的に右肩上がりでの成長を続けており、GDPはこの30年間で4倍近くにまで上昇しました。
このことからも、日米の株価に大きな差が生まれることは、もはや必至であるといえます。
日米の間に生まれた大きな格差の要因は、もはや偶然でも何でもなく、国の経済力に大きな差が生じてしまっているのです。
米国株ならインデックス投資が最強
ここまでで簡単に、米国株の市場が最も優れていることについて解説してきました。
米国株と聞くだけで難しそうなイメージを持たれるかもしれませんが、結論からいうと難しい手法は一切不要で、初心者はもちろん、ベテランの投資家においても、投資信託のインデックスファンドへの投資で十分です。
もちろん個別企業の銘柄へ投資することも可能なのですが、日本に在住している日本人にとって海外の個別銘柄を攻めていくのは難易度が高く、少なくとも、米国在住の米国人と比べて不利になることは明らかです。
そうとなれば何もリスクを冒して無理をする必要などなく、インデックスファンドへの投資で十分です。
米国株のインデックスファンドであれば全米の全業種にまんべんなく分散投資をすることになるのでリスクも低く、また信託報酬も安くすむため、おすすめです。
出典元:SBI証券
米国株のインデックス投資が最も優れている
投資信託には実に様々なファンドがありますが、米国株においては結局のところ、インデックスファンドの運用成績が最も優れているといえます。
実際にほとんどのアクティブファンドの運用成績が、インデックスファンドに劣っています。
下図は米国株ファンドの運用成績について、3つのアクティブファンドに、1つのインデックスファンドを加えて比較したチャートになります。
米国株ファンドの成果比較
結果は青線で示すインデックスファンドの運用成果が、最も優れていることが分かります。
アクティブファンドが劣る理由は、やはり手数料(信託報酬)でしょう。
下記に示す通り、アクティブファンドの信託報酬はいずれも1.4%以上と、インデックスファンドの2倍以上も高い水準にあります。
米国株ファンドの信託報酬の一例
SMTAMダウ・ジョーンズ インデックスファンド:0.745%
フィデリティ・米国優良株・ファンド:1.609%
ブラックロック・USベーシック・バリュー・オープン:1.739%
明治安田アメリカ株式ファンド:1.404%
この手数料(信託報酬)の差が長期で積み上がっていけば、運用成果にジリジリと差が生まれるため、結果的にはどのファンドもインデックスファンドの運用成果に劣ってしまう、ということになります。
米国株 インデックスファンドの実力
それでは実例をもとに、インデックスファンドの実力について紹介していきましょう。
下図は先に紹介した『SMTAMダウ・ジョーンズ インデックスファンド』の運用成績を示したチャートです。
ファンド名:SMTAMダウ・ジョーンズ インデックスファンド
運用会社 :三井住友トラスト・アセットマネジメント
種 別 :米国株式(為替ヘッジなし)
買付手数料:無料(ネット証券の場合)
最小投資額:100円以上1円単位(ネット証券の場合)
運用開始日:2009年4月30日
同ファンドはNYダウをベンチマークとしたインデックスファンドで2009年より運用されており、設立から10年間運用した場合のパフォーマンスは+350%にまで及びます。
またインデックスファンドにするメリットとして、ネット証券を利用すれば手数料が無料で、投資額も100円以上から1円単位で手軽に投資できるので、初心者にも安心して投資することができます。
よってネット証券で米国株のインデックスファンドへ投資する手法が最もおすすめで、この手法であれば好きな時間に、好きな金額をスマートフォンなどからインターネットで手軽に投資することができます。
ネット証券なら利用登録もインターネットで手軽に申請でき、口座開設を含め初期費用もすべて無料なので、これを機会に無料登録をして、まずは100円からでも投資してみることをおすすめします。
証券会社は国内シェア1位のSBI証券か2位の楽天証券がおすすめで、私自身もこの2社を愛用しており、このいずれかを選んでおけば十分です。
この辺りについては別記事の『初めての株式投資 初心者向けの始め方をやさしく解説』でも詳しく解説していますので、あわせて参照ください。
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まとめ
以上により、今回は米国インデックス投資の持つ優位性、魅力について解説させて頂きました。
ここまで解説してきた米国インデックス投資の優位性について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
米国インデックス投資の優位性
✅米国株は成長力が強い
✅米国は世界一の経済力を誇る
✅運用成果はインデックスが最も優位
✅インデックスなら広く分散され安全
✅インデックスなら少額投資できる
結論としては、結局のところ投資をするのに難しい手法などは一切不要で、初心者の方はもちろん、ベテランの投資家においても、米国インデックスファンドへの投資で十分です。
米国株のインデックス投資なら、安定性・分散性・成長力・流動性のどれを取っても最強の投資先であり、初心者・ベテランを問わずおすすめの投資法といえます。
またインデックス投資の強みとして、少額からでも投資することができるので、まだ米国株への投資をしていない方は、まずは100円からでも投資してみることをおすすめします。
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