20代の退職について【会社を辞めたい人へ送る】



はっきり言って、辞めたことなど何の自慢にもならない。

むしろ自らの能力不足を露呈する恥さらしだ。

会社を辞めることなど、独身の20代であれば誰にだってできる。 

入社5年未満など、社会人としてまだ土俵にすら上がれていない。



先日に上記のツイートをしたところ少し反響があったので、20代の退職について記事にしてみました。


上記のツイートは、いわゆる20代で会社を辞めた人がそれを自慢げに語り、サラリーマンを馬鹿にするような発言が多いことに、異議を唱えたものです。


現代社会では、20代で会社を辞めたいと思いながら働いている若手が非常に多いのが実情です。

そしてもちろん、本当に辞めてしまう若手もたくさんいます。


今回はそんな会社を辞めたい20代の人へのメッセージとして記事を書かせて頂きました。

5分で読み終わる内容ですので、よかったら読んで行ってください。




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20代の退職について【会社を辞めたい人へ】



現代社会では、20代の離職率が高まっています。

入社3年未満の離職率は大卒で30%以上、短大・高卒では40%以上の社員が、入社3年未満で退職する時代となっています。


さらに新卒1年未満での離職率も、平均15%程度と高い水準です。



学歴別就職後3年以内離職率の推移(厚生労働省)



私も新卒からサラリーマンを10年以上続けてきたなかで、20代の退職を数多く見てきました。

上記の統計はあくまでも平均値ですから、企業や業界によっては、もっと離職率の高い業種もあるということです。


また離職率で30〜40%ということは、20代の心の中を覗けば、本当は辞めたいと思いながら働いている社員は、もっと多くいるはずです。

実態ではおそらく半数以上、50〜70%の若手社員が、会社を辞めたいと思いながら働いているものと思われます。



私もそれなりの大きい企業に10年以上勤めてきましたが、辞めたいと思ったことは数え切れないほどあります。

退職届を書いて机の中にしまっておき、ブチ切れた時にその退職届を提出したことすらあります。



そんなこともありましたが、何とかここまでサラリーマンを継続し、気がつけば結婚して家族を持ち、マイホームも持つようになりました。


入社10年を過ぎて家族や家を持つようになると、また退職に対する考え方が変わります。

そして今だからこそ、20代ですぐに会社を辞めようとしている人達に伝えられることがあります。


今回はそんな私から、会社を辞めたい20代の人へのメッセージとして記事を書かせて頂いています。


いよいよここから本題に入ります。少し酷な言い方をすることもありますが、人生の先輩として魂を込めた本心を書かせてもらっているので、どうかご容赦ください。




20代の退職 5年間は継続した方が良い理由



20代での退職についてですが、結論からいうと、新卒者は入社から5年間は勤務を継続して続けた方が良いです。


もちろん異論反論はあると思いますが、家族や家を持ち、大企業に10年以上勤めてきた私の結論ですので、少なくとも独身の20代で仕事に投げやりになっている人よりは、人生経験は豊富です。


理由は下記の通りです。


入社から5年間は勤続したい理由

✅短期で辞めてしまうとキャリアに傷がつく

✅入社5年未満など土俵にすら上がれていない

✅石の上にも三年、継続は力なり

✅独身だから辞められるだけ



20代の退職 短期で辞めるとキャリアに傷がつく

まず短期間で辞めてしまうと次の就職の時にも不利となります。


新卒から前職を短期間で辞めているという職歴上、何のキャリアも持ち合わせていないことは明らかですし、『次の職場でも長続きしないのでは』という疑いの目を持たれてしまいます。


短期間で辞めてしまったところで、果たして次の職場では長続きできるのでしょうか。

私は今のゆとり世代の20代には、それも怪しいと感じます。



自分の基礎を構築できていないまま次の職場に行ったところで、むしろゼロスタートとなるだけでさらに辛くなり、また辞めたくなる可能性もあります。


5年程度の経験があってこそ初めて得るものがあり、次の職場でも経験値として役立ちます。

安易に逃げ出さずに、少し辛抱することも大切です。




20代の退職 入社5年未満など土俵にすら上がれていない

入社から5年も満たずに辞めてしまっては、せっかく就職したにも関わらず、得るものが本当に少なくなってしまいます。


酷な言い方をしますが、入社5年未満の社員など、まだ社会人として土俵にすら上がれていません。

本人がどう思っているかは別ですが、人生の先輩から言わせてもらうと、本当にそう思います。


周りの社員を見てください、会社の主力を担っている社員は、30~50代が中心のはずです。

入社5年未満で会社の主力になっている社員は、まずいないはずです。



プロ野球で例えれば2軍、どんなに良くてもベンチ要員です。

ここで、『忙しい≠会社の主力』ということを補足しておきます。


入社5年未満でも毎日忙しく仕事をしている人はたくさんいると思いますが、それは下積みとして働いているのであって、会社の主力として働いている訳ではないという事です。



入社から5年ほどが経つと、ようやく社会人として土俵に上がり始めるイメージです。

たったの5年では、まだまだ土俵にすら上がれない人もたくさんいます。


具体的にいうと、上司がいなくても1人で完璧に仕事をこなし、自分を中心に組織を動かせるようになるには、どんなに早くても5年はかかります。

人によっては、10年経ってもできない人もたくさんいます。


入社5年未満の社員など、まだまだ勉強中の身です。

たとえ本人は一人前のつもりでいても、それは会社の看板があり、与えられる仕事があって仕事ができているだけです。


人によっては、自分の給料分に値する仕事すらできていない段階で辞めてしまう若手も、多く見てきました。



そんな段階で辞めたところで、一体何が残るというのでしょうか。

何も残りません。


辞めた本人は、会社や仕事のことを分かったような言い方をする人もいますが、入社5年未満では、本質的にはまだ何も分かっていません。


そんな段階で辞めたところで、次の職場ではまたゼロスタートになるだけです。

ただ安直に逃げれば良いという訳ではないのです。




20代の退職 石の上にも三年、継続は力なり

『石の上にも三年』、『継続は力なり』という諺をよく耳にする人も多いと思います。


私も20代の頃は、このような諺は年寄りの言うセリフだとばかり思っていましたが、どうやらこれは本当です。

特にこの2つの諺は本当に名言で、私も今では座右の銘にしているくらいです。


私は昔、恩師に言われたこの諺に、窮地を救われた経験があります。


私は入社7年目に大きな部署異動があったのですが、異動直後はあまりの環境の激変とハードワークで心底辛くなり、1年も経たないうちに真剣に退職を考えていました。



そしてその時、ある恩師からかけられた言葉が『石の上にも三年』で、退職を留まるよう説得してくれました。


その時の私は何とか思い留まって、新しい部署で3年を過ごすことができたのですが、気がつけば3年も経つ頃には、自分も周りも状況は大きく変わっていました。


3年も継続すれば、見える景色が全然変わってくるのです。

そしてその時初めて恩師が言っていた言葉の意味が分かり、今ではとても感謝しています。



私は転勤も含めて大きな部署異動を4回ほど経験しているのですが、結果的に振り返ると、異動先では毎回ゼロスタートとなるため苦労が絶えず、一度気分が落ち込むのですが、不思議と3年も経つ頃には、見える景色が全然変わるものです。


おそらくこれは3年間継続したことでの自分の成長と慣れ、そして周りの社内外からの信頼も得られ、仕事がやりやすくなるのです。

また一概にはいえませんが、3年も経てば組織変更も含め、周りの状況も少しは変わってくるものです。



したがって1年や2年で嫌になる若手が多いですが、私は自身が救われた『石の上にも三年』を引き合いに出し、3年は続けてみるよう勧めています。


3年がゴールではありません。

3年経ってようやくスタートラインなのです。


3年継続してスタートラインに立ち、その後2年継続することで、ようやく計5年です。

そこまで行けば得るものも多いと考えますし、そこまで行けば転職したとしても、その経験は大いに役立つことでしょう。




20代の退職 独身だから辞められるだけ

会社を簡単に辞められるのも、まだ独身の20代だからです。

30代になったら背負うものが増えるため、そう簡単に辞める訳にはいかなくなります。


20代の独身であれば辞めても生活に困窮することはなく、食べていくだけなら、どうにでもなります。

極端な話、アルバイトだけでも生きて行けるからです。


一番良くないのは、実家に戻ることです。

それは結局、いい歳しても親に頼ってスネをかじり、甘えているだけで、自立できていないということです。

女性ならまだ仕方ない部分はありますが、男性では救いようがありません。



また実家に戻るという時点で、前述したように社会人としてまだ土俵にすら上がれていません。

実家で部屋と食事を与えられている時点で、社会人として自立できていないからです。


20代の方はまだイメージできないかもしれませんが、30代になれば結婚し、子供を持ち、車を買い、家を買って世帯主となるのが一般的です。


そうなれば20代の独身の頃とは違って背負うものがたくさんできるので、そう簡単には辞められなくなります。



日本の平均初婚年齢は30歳前後ですので、そうなるまでにはあと数年しかありません。

それまでには社会人として自立し、自分の基盤を構築する必要があるので、会社を辞めてプラプラしている場合ではありません。


どうしても辞める場合には、次の職場を決めてからにする方が良いでしょう。

一時的に実家に戻ったとしても引きこもらずに、すぐに就職することをおすすめします。




まとめ


以上により、今回は会社を辞めたい20代へのメッセージとして、20代の退職について記事を書かせて頂きました。


少々極論に近い部分もありましたが、人生において正解はありません。

人によってはすぐに会社を辞めて、それが良かったということもあるでしょう。



しかしこの記事で私が言いたかったのは、継続することの大切さと、継続している人を尊重して欲しいということです。


すぐに会社を辞めても良いのですが、遅かれ早かれ人生のどこかで一つの仕事を数十年に渡り継続しなければならない時が必ず訪れます。


私の座右の銘である『石の上にも三年』、『継続は力なり』は本当に深い諺です。

継続は力になります。


また多くのサラリーマンは家族を養うため、子供を育てるために懸命に継続して働いているのであり、そのことは尊重すべきなのです。



長くなりましたが、悩める20代の若手社員に向けてのメッセージとさせて頂きます。


20代は一生懸命に頑張る時期です。

人生は、『20代の時の努力で決まる』といっても過言ではありません。

20代の時はどんな形であれ、一生懸命に生き、常に全力で駆け抜けて行きましょう。



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