こんにちは、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今日は直近で市況が動いたので、久々にミニコラムを配信させて頂きます。
今週(2月13~17日)で、市況トレンドに「重要な変化」が生じました。
米国の物価指標の上振れが相次ぎ、利上げの長期化リスクが再燃しているのです。
これにより今週から、明らかに明確な「トレンド転換」が発生しています。
今回はこれについて、コンパクトに解説していきたいと思います。
インフレ懸念の再燃
今週2月14~16日に、米国でインフレ指標の発表が相次ぎました。
下記3つの指標が、市場予想から大幅に上振れたのです。
これにより、インフレの高止まり懸念が鮮明に。
インフレの再燃も示唆する、強い結果となりました。
- CPI(消費者物価指数)
- 小売売上高
- PPI(生産者物価指数)
【CPI・予想上振れ】
先月 予想 結果
総合 6.5% 6.2% 6.4%
コア 5.7% 5.5% 5.6%総合、コアともに市場予想を上振れ。
インフレの高止まり懸念が鮮明に。
市場の値動きは一進一退で、方向感に欠ける展開。
明朝までにどちらへ動くのか、まだ掴みにくい状況。— 関原 大輔 (@sekihara_d) February 14, 2023
【速報🇺🇸小売売上高】(前月比)
前月 予想 結果
総合 ▲1.1% 1.7% 3.0%
コア ▲1.1% 0.9% 2.3%小売売上高も、予想を大幅に上回る凄まじい強さ。
昨日のCPIに続き、これは決定的。
長期金利が急騰で、ドル円も急上昇。
利上げの長期化が、さらに確実に。 pic.twitter.com/TFXcOQzjYd— 関原 大輔 (@sekihara_d) February 15, 2023
PPI(生産者物価指数)も、大きく上振れ。
これでインフレ指標が、3日連続で大きく上振れ。
インフレの高止まりが鮮明に。
今日も長期金利が上昇、ドル円も上昇中。当然ながら、NASDAQ先物も急落中。
ただし現在の市場は「超強気」なので、まだどうなるか分かりません。 pic.twitter.com/2XSIhGfn59— 関原 大輔 (@sekihara_d) February 16, 2023
利上げの長期化が確実に
このインフレ再燃の可能性を受け、政策金利の市場予想が急上昇しています。
政策金利の到達予想は、5.25-5.50%が最有力に。
強い物価指標を受け、政策金利の市場予想は短期間で0.5%も上昇しました。
利上げが「高く、長く」続く可能性が高まっています。
米政策金利の見通し
これにより、長期金利は大きく上昇。
市況が動いたことで、円安ドル高が加速。
市況は明らかに「転換トレンド」を迎えています。
米国株も下落トレンドへ
米国株もこれから、下落トレンドへ向かいつつあります。
米国株は年明けから上昇が続き、2月15日までは「超強気相場」でした。
1月からは何が起きても株価が上がる、異常な強気相場が続きました。
しかしこれもインフレ再燃により、2月16~17日は2日続落。
金利の上昇圧力を受け、トレンドが変わりつつあります。
今後は、市況トレンドが転換
以上の事由により、今後はこれまでのトレンドが変わります。
1月は利下げ期待が高まり「株高・円高・債券高」が進みました。
しかし2月からは「株安・円安・債券安」のトリプル安へ移行中。
そして今週のインフレ再燃により、このトレンドは着実に加速しています。
3月上旬までは「株安・円安・債券安」
今後は少なくとも3週間程度は「株安・円安・債券安」のトレンドを予想します。
1月からの「超強気相場」は、明確な転換期を迎えています。
よって今後3週間のマーケットは、トレンドが大きく変わります。
特に短期投資のポートフォリオには注意が必要ですので、ぜひ参考にしてみて下さい。
🔵株価を予測するには
ここまで読んで頂いた上で「株価を予測したい」「もっと詳しく勉強したい」という人も多いと思います。
そんな方はぜひ、私の「公式LINE(無料)」へ登録してみてください。
登録するだけで、毎日少しずつ有益な配信が届く、無料のLINEマガジンです。
普段のブログやツイートでは伝えきれない情報を、登録者にだけお届け!
完全無料で、いつでもやめられるので、ぜひ一度登録してみてください。