老後資金 お金の不安を解消するためにすべきこと

これから未曾有の超高齢化社会に突入していく日本においては、人口減少や年金問題など様々な老後不安が叫ばれており、また人生100年時代とも呼ばれるなか、もはや年金だけで暮らしていくことは不可能となりました。

今後ますます医療が発達してさらに寿命が延びれば、将来的には100歳という年齢も当たり前となる時代が訪れるでしょう。

そんな中、日本は超高齢化社会に突入します。

国の財政状況もあわせて鑑みれば、年金に過度な期待ができないことは明らかです。

そんな将来の日本で老後の30年間を過ごすにあたり、不安やストレスを抱えず豊かに、穏やかに過ごすには、お金の問題を解消することが必須要件といえます。

今回は老後のお金に関する不安を解消するためには何をするべきなのか、どんな準備が必要なのかについて解説していきます。 

老後資金 お金の不安を解消するために必要な金額

まずは老後にどれくらいのお金が必要なのかを考えてみましょう。

老後に必要な生活費(夫婦二人世帯)

✅最低限の生活に必要なお金は  :月24万円
✅平均値としては        :月28万円
✅ゆとりのある老後生活を送るには:月38万円

老後に必要な生活費については諸説ありますが、夫婦二人の世帯では概ね上記のようなイメージとなることが、さまざまな調査結果により公表されています。

最低限の生活に必要な額は月24万円、平均支出額は月28万円とされていますが、お金の不安からある程度開放され、ゆとりのある生活を送るためには月38万円ほどが必要とされています。

したがってお金の不安から解放されるためには、少なくとも月38万円以上の生活資金を確保する必要がありそうです。

年金受給額(夫婦二人世帯)

✅自営業×専業主婦 :月14万円
✅会社員×専業主婦 :月24万円
✅会社員×会社員  :月30万円

一方で年金受給額の方は概ね上記のようなイメージとなります。

ここで自営業の人の受給額が低いのは、自営業の方は厚生年金に加入することができず、基礎年金のみとなってしまうためです。

一方で会社員の方は厚生年金を受給することができます。

厚生労働省が公表している資料では、夫婦二人世帯の年金モデルとして夫が会社員、妻が専業主婦として月24万円という資料が公表されています。

会社員と専業主婦の年金受給イメージ

夫婦ともに会社員であった場合には、夫婦でそれぞれ厚生年金に加入することになるため、年金額を最も多く受給できることになります。

上記の傾向より、年金の受給額に関してはサラリーマンがかなり優遇される結果となります。

サラリーマンというのは時間と身体を会社に支配される傾向が強く、給与も会社が支配してしまうため収入にも限界があり、自営業と比べ何かと自由度が低いですが、我慢して継続すれば年金の受給額の面では大きく恩恵があるといえそうです。

老後に必要な資金

ではお金の不安から解放され、ゆとりのある生活を送るには、どれくらいの老後資金が必要となるかを考えてみます。

老後の余命年数ですが、65歳で引退し、90歳まで生きると仮定すると、引退から25年間の生活資金が必要となりそうです。

ちなみに2017年時点での日本の平均寿命は男性が81歳、女性が87歳となっています。

これはあくまでも2017年時点での平均値ですので、将来的に医療が発達して長生きすれば90歳まで生きることはごく当たり前の時代となるでしょう。

毎月の支出額と年金受給額については前述した通りです。

必要な老後資金

✅年金受給額(会社員x専業主婦): 月24万円 
✅老後生活費(ゆとりのある生活):▲月38万円
✅生活不足資金(月額)     :▲月14万円

14万円/月 × 12ヶ月 × 25年 = 4,200万円

上記のように、お金の不安からある程度開放され、ゆとりのある生活を送るためには、少なくとも4,200万円は必要となりそうです。

分かってはいましたが、やはり厳しい結果となりました。

ここではまず、老後のお金に関する厳しい現実をお伝えしたく、ここまで解説してきました。

少し不安を煽るような結果となりましたが、ここからお金についてしっかりと勉強し、準備や対策を施すことができれば、大抵の場合は大丈夫です。

次章より、どのような準備や対策が必要なのかについて、詳しく解説していきます。

老後資金 資産運用でお金の不安を解消する

前章ではお金の不安から解放されゆとりのある生活を送るためには、少なくとも4,200万円以上が必要であることを解説してきました。

しかし、引退までにそれほどの金額を貯蓄することは難しい、という人が世の中の大半を占めています。

でも大丈夫。

これからお金についてしっかりと勉強し、準備と対策を講じることができれば、十分な資金がなくても、お金の不安から解放されゆとりのある生活を送ることができるのです。

例えば、4,200万円の半分にも満たず2,000万円を構築することが精一杯であったとします。

果たしてこれでは危険な状況なのでしょうか?

答えは、全然問題ありません。

2,000万円もあれば、資産運用により老後からでも4,000万円を作ることは十分に可能です。

資産運用をするかしないか、すなわちお金と上手に付き合っていけるかどうかが、運命の分かれ道となります。

ここですべてが決まってしまうと言っても過言ではありません。

ここからはより詳しく、資産運用の本質について解説していきます。

老後資金 資産運用をしないと一生お金の不安が続く

あえて結論から言いますと、はっきり申し上げて、資産運用をしない人はお金に一生苦労することになります。

銀行預金でお金を保有していても、お金はまったく増えないどころか、実質的にはどんどん目減りしてしまうという事実をご存知でしょうか。

これは政府も国策に挙げているインフレ政策、すなわち物価上昇が要因となります。

物価が上昇すれば、預金していたお金の価値(購買力)が減ってしまうという事です。

一昔前であれば100円で買えたジュースが、今では120〜150円もかかるようになりました。

これはすなわち、現金の価値(購買力)が20〜50%も下落したということです。

昔に100万円を預金してとっておいたとしても、今では当時の70〜80万円分の価値しか持たないということです。

これを俗にインフレと呼び、預金は大きなインフレリスクを負うことになります。

ここでお金を預金ではなく、株や債券、あるいは不動産などの投資資産に替えて運用することで、インフレのリスクを回避する事ができます。

これらの投資資産は物価の上昇に連動して価格がどんどん上昇するため、インフレのリスクを避けることができるのです。

この辺りについては別記事の投資をしないリスク【インフレの猛威に潜む預金のリスク】でも詳しく解説していますので、あわせて参照ください。

🔹あわせて読みたい
👉投資をしないリスク【インフレの猛威に潜む預金のリスク】

老後資金 資産運用でお金を増やし不安を解消する

先ほど、ゆとりのある生活を送るには少なくとも4,200万円以上が必要ですが、お金について勉強し資産運用などの対策を講じることで、2,000万円の資金でも大丈夫だという内容をお伝えしました。

ここから、それがどういうことなのかについて解説していきます。

まずは引退するまでの間、できるだけ若い時期からお金についての勉強を強化し、資産運用について学び、知識と経験を積み上げて下さい。

それができれば、老後に資産運用で年利5%の運用成果を継続させることは、それほど難しいことではありません。

資産運用で年利5%の成果を継続できれば、資金が2,000万円もあれば、年間100万円の運用益を生み出すことができます。

毎年100万円の運用益があれば、これに年金収入も加算すれば、これだけで既に十分な生活を送ることができそうです。

またもう1つ有効な手法として、複利の長期運用という手法も有効な運用方法となります。

これは運用益を使わずに、ひたすら再投資を繰り返して長期で運用することにより、元本を雪だるま式に増大させて行く手法です。

この複利の長期運用を実行した場合、元本2,000万円を年利5%で複利運用すれば、15年後にはなんと約4,200万円にまで運用資産を増大させることができるのです。

凄くないですか?これが資産運用の威力、長期の複利運用の威力になります。

この辺りについては下記の別記事でも詳しく解説していますので、あわせて参照ください。

🔹あわせて読みたい
👉株式投資 『複利』運用の偉大な力~人類最大の発明  
👉株式投資 絶対に負けない『長期×複利』投資法

老後資金 資産運用を始めてお金の不安を解消する

お金の不安から解放されるためには、適切な行動が必要となります。

まずはお金の勉強を始めて、すぐにでも資産運用を始めてみましょう。

資産運用を始めるのは、早ければ早いほど有利となります。

運用期間は長いほど効果を発揮しますし、65歳になってから始めても経験が無い分、リスクが高まります。

大切な退職金と老後資金を失わないためにも、現役時代から少しずつ始めて、知識と経験を積み上げて、投資に慣れておく必要があります。

引退までの間にその準備ができていれば、老後を迎えても安心してスムーズに資産運用を継続することができるのです。

初心者には投資信託がおすすめ

私が初心者の方におすすめしている運用手法は、ネット証券で投資信託へ投資する手法です。

ネット証券による投資信託のメリット

✅少額から投資でき、投資額の自由度が高い(100円以上から1円単位)
✅自宅でも職場でもスマホでも、ネットで手軽に投資ができる
✅ネット証券であれば手数料が格段に安く、手数料無料のファンドも多い
✅投資信託であれば毎月一定額を投資する積立投資もできる
✅プロのファンドが適切に分散投資してくれるのでリスクが少ない
✅投資家はお金を出資するだけで、あとの作業はすべてファンドが運用してくれる

投資信託であれば少額から手軽に投資することができ、100円以上から1円単位で投資できるファンドが増えてきています。

初心者には100円から投資できるという手軽さがおすすめで、まずはお試し感覚で手軽に投資して、経験を積むことができます。

またネット証券であれば自宅からでも職場からでも、スマホなどのインターネットだけで手軽に投資することができます。

ネット証券であれば手数料も格段に安く、手数料無料のファンドも増えてきていることから、初期費用やリスクを負うこともなく、すべて無料で手軽に投資することができるのです。

まずはネット証券へ登録して、100円からでも少しずつ投資してみることをおすすめします。

ネット証券であれば登録もすべて無料ですし、ネットで簡単に登録申請ができて手軽にスタートすることができます。

ネット証券は国内シェア1位のSBI証券か2位の楽天証券がおすすめで、私自身もこの2社を愛用しており、このいずれかを選んでおけば十分です。

この辺りについては別記事の『初めての株式投資 初心者向けの始め方をやさしく解説』にて詳しく解説していますので、あわせて参照ください。

🔹証券会社を見てみる
👉SBI証券
👉楽天証券

🔹あわせて読みたい
👉初めての株式投資 初心者向けの始め方をやさしく解説

まとめ

以上により、老後のお金の不安を解消するための施策について解説させて頂きました。

結論としては、老後には莫大なお金が必要となるものの、銀行預金では逆にお金がどんどん減ってしまう一方で、お金の不安からは一生開放されないということ。

したがってお金についてしっかりと勉強して準備と対策、すなわち資産運用をすることにより、資産を守りながら、お金を増やしていくことが必須であるということです。

始めるのは早ければ早いほど効果が高まるので、現役時代のできる限り早期から、これらの準備に取り組むことが重要となります。 

結論を一言でいえば、とにかく早い時期から『お金の勉強に取り組みましょう』ということです。

お金について学ぶには書籍にて独学で勉強をするのも良いのですが、最初は何から始めれば良いのか分からない方も多いと思います。

そんな方は、一度無料セミナーに出てみるのも良いかもしれません。

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