仕事ができる人が実践している究極の時短術

仕事が忙しい、時間が取れない、休日も仕事。

仕事があまりにも忙しくて四苦八苦しているビジネスマンは本当に多いように感じます。私も一時期には究極の状況を経験しました。

特に東京では2020年の東京オリンピックを控え、また好景気にも支えられ、どの業界も活況づき、全体的に仕事量が増えてきているのが実情です。

これからの日本では労働人口の減少に伴い、人手不足が一層加速していくものと思われます。

そんな状況になると、1人当たりの仕事量は自ずと増えていきます。

将来的にAIがどれだけ進化するのかは不明ですが、日本ではまだまだ人の労働に頼らざるを得ない状況が続きそうです。

あまりに忙しい状況が長く続いてしまうと、精神的に支障をきたす事例も多いですし、何よりも健康的に良くありません。

人にとって最も大切なものは健康ですので、あまり忙しい状況が何年も続いているようであれば、何らかの対策が必要となります。

このような状況を整理すると、自分の時間を極力確保するためには、仕事の時間短縮が必要不可欠です。

私は29〜34歳くらいの時に、もの凄く忙しい状況を経験しました。

ひどく辛い時期ではありましたが、今思えば、あの時があるから今があり、この時期を乗り越えたことによって、さまざまな時短術を身につけました。

今回はそのような忙しくてなかなか時間の取れない人に向けて、私が血を流しながら習得してきた究極の仕事時短術について紹介したいと思います。

究極の仕事時短術 朝活でレバレッジをかける

まずは定番の手法ではありますが、夜型の人は朝型へシフトすることで絶大なる効果を発揮します。

朝に弱いなどと子供のようなことを言ってはいけません。

そんなことを言っていてはいつまで経っても状況を変えることはできませんし、そんなことを言っているから時間が無くなるのです。

それに朝に弱いといっても、毎日の習慣にすればすぐに慣れます。

人間の体内時計というものは侮れず、毎日同じ時刻に起きていれば、慣れてくると自然と目が覚めるようになるものです。

ちなみに私の場合は超朝型です。

私は平日、休日を問わず5時には起床します。

忙しい時期に仕方なく始めた早起きですが、慣れてしまったらあまりにメリットが多いので、もはや早起きをやめる理由がなくなってしまいました。

私がこうやってサラリーマンをやりながらブログを書けるのも、早起きであることが大きい所以です。

以下に、朝活のメリットについて解説していきます。

早朝が一番のゴールデンタイム

✅脳が最もフレッシュな状態で作業できる

✅電話やメールが来ない

✅人が少ないので効率よく行動できる

✅気持ちにゆとりができる

早朝は脳が最もフレッシュな状態で作業できる

人間の脳は早朝が最もフレッシュな状態となります。

夜の睡眠で脳内の整理と休息ができているためで、仕事でも勉強でも朝の作業が最も成果を生むことが、科学的にも立証されています。

脳がよく働く時間は起床から午前10時くらいまでで、なかでも起床後2時間が最も脳が働く時間帯とのことです。

早朝の作業に慣れてくると、朝の作業が最も効率的で、いかに仕事が早く終わるかを実感できます。

人間の集中力などそう長くは続かず、昼食を食べれば体内は消化活動に集中し、脳へ廻る血流が減ってパフォーマンスが格段に低下します。

また夜になれば脳は完全に疲弊し、さらに夕食前の空腹も手伝ってパフォーマンスが低下します。

したがって脳が最もよく働く早朝に仕事をこなすことにより、仕事の効率を格段に高めることができるのです。

早朝は電話やメールが来ない

早朝には電話やメールが来ないため、自分の本当にやりたいクリエイティブな作業にとことん集中することができます。

これを実現できるのは早朝しかありません。

朝でも9時になってしまったらメールと電話、社内の声かけ等に撲殺されるため、忙しい人は自分のやりたい作業ができなくなってしまいます。

そしてその状態は夜まで続きます。

朝型の人は少数ですが夜型の人は非常に多いので、夜になってもメールは止まりませんし、社内の声かけも止まることはなく、結局深夜まで撲殺され、生産性の高い仕事は一切できずに一日が終わります。

このような仕事のできない典型的なスタイルを改善するには、朝型にシフトするしかありません。

昼間の作業では邪魔ばかりが入り効率が上がらず、結果として4時間ほどもかかってしまう作業でも、早朝であれば1〜2時間で完了させることができるのです。

私は毎朝7時前には出社し、7〜9時にかけて集中して効率よく生産性の高い仕事をこなすことで、何とか仕事をこなし、自分の時間を確保していました。

早朝は人が少ないので効率よく行動できる

早朝の時間帯であればどこに行っても人が少ないので、非常に効率的に時短行動することができます。

早朝は電車が空いている

まず移動するにも電車が空いています。

これは満員電車のストレスから解放されるため、一度早朝出勤を始めたらやめられなくなります。

空いているので、乗車時間中もゆったりと本や新聞を読むこともでき、スキマ時間の質が格段に向上します。

また台風などの悪天候の場合や通勤ラッシュ時には事故やトラブルも多いため列車が遅延することも日常茶飯事ですが、早朝出勤であればその心配も皆無となります。

列車が遅れて大変だったと、多くの時間を失い愚痴を言う同僚は多いですが、早朝から動いていれば自分だけは影響を受けずにストレスフリーの時短行動をすることができるのです。

早朝は道路が空いている

早朝は電車だけでなく、道路も格段に空いています。車での移動の場合には、早朝から動くことで格段に移動時間を短縮することができます。

特に東京の首都高速道路の渋滞はひどいので、早朝に出ることで通常の半分の所用時間で移動することも可能です。

逆にいうと皆それくらい、早起きが苦手ということです。

その他すべての施設が空いている

その他、朝8〜9時の通勤ラッシュ時にはコンビニ、エレベーター、トイレと至る所まで行列ができ、何をしようにも時間がかかってしまいます。

しかし早朝であれば、すべての施設が空いるため待ち時間なしのストレスフリーで、まるですべての施設が貸し切りかのような優雅な気分を味わうことができます。

朝型になると気持ちにゆとりができる

早朝から行動するようになると、朝の時間に余裕ができるので、気持ちにもゆとりを持つことができるようになります。

毎朝いつもギリギリに出社する人が必ずいますが、本当に哀れな行動に見えてきます。

そういう人に限って時間がないので無駄にカリカリして消耗していて、仕事もできない人が多いです。

早起きが習慣になっていると、たまに朝早い仕事が入っても無駄に動じずに笑顔で対応できるようになります。

どうせ、普段から早く起きているからです。

同じように私は多少の無茶な要求をされても、朝型になってからはさほど動じなくなりました。

少々無理な要求をされても『早朝にやればいいや』と思えるようになったためです。

前述したように早朝であれば誰にも邪魔されずに効率よく集中して仕事ができるので、早朝であればどんな仕事でも短時間でできるようになります。

皆がようやく出勤を終えた9時になる頃には、仕事を終えることができるのです。

究極の仕事時短術 無駄な仕事をすべて削る

私も嫌というほど経験しましたが、本当に忙しい人の場合には、無駄な仕事を削っていく必要が出てきます。

できる人には仕事が集中し、常にこなし切れないほどの仕事量を抱えているため、暇な人に付き合って無駄な仕事をしている余裕はないためです。

ここではその代表例として、実際に私もよく実践していた下記2つの手法について紹介します。

削ることのできる仕事

✅無駄な会議には出ない

✅意義の少ない仕事は断る

無駄な会議には出ない

サラリーマンには本当に無駄な会議が多いものです。

なぜでしょう。

社内には色々な人がいるので、暇な人が多いというのも要因の一つです。

暇な人は会議が好きなので、それに付き合わされることだけは避けたいところです。

私の場合にも無駄な会議が本当に沢山ありましたが、私は積極的に『欠席』することで、自分の時間を必死に確保するよう努めていました。

多少人にどう思われようが、社内の人は友達ではないのだから構いません。

自分の健康の方がよっぽど大事です。

無駄な会議で2時間を失って残業が増えて不健康になるくらいなら、多少どう思われようと欠席して、自分の業務と健康を優先にします。

余談ですが、欠席しておいて自席で普通に仕事をするのはさすがに気まずいので、そういう時には社外の打合せを入れたり、場合によっては嘘の外出をしてカフェでノートパソコンを広げて仕事をしていたことも頻繁にありました。

私にとってはそれくらい、時間と健康は大切なものです。

意義の少ない仕事は断る

これも同じような話になりますが、できる人には仕事が集中するものなので、忙しい人だけがどんどん忙しくなり、すべての仕事をこなすことが困難となってきます。

なかにはどうでもいいような仕事まで舞い込んでくることも日常茶飯事です。

そんな時には勇気を出して、意義の少ない仕事は断るべきです。

先ほどと同様に、人に多少どう思われようが、自分の健康の方がはるかに大切です。

すべての仕事をこなすことに無理がある場合には、自分なりに工夫して仕事を断るしかありません。

決してお人好しになってはならないのです。

お人好しになったところで給料が上がる訳でも出世する訳でもなく、健康を害するだけです。

忙しい人は、周囲の人に対し多少厳しく接するようにしないとキリがありません。

忠実に仕事をこなすことよりも、自分の健康の方を優先しましょう。

究極の仕事時短術 怒られても良いと腹をくくる

本当に仕事が忙しい人は、常にこなし切れない量の仕事を抱えています。

それを何とかしようとしても、深夜まで残業したり休日にも仕事をしたりと、あまり健全ではない方法しかありません。

ここでどう考えるかですが、私は忙しい人には『あきらめ』も肝心だと思っています。

頑張りすぎたところで、不健康になるだけで、身体を壊してしまえば元も子もありません。

私の場合は、仕事が終わっていなくても、諦めて帰ることにしていました。

仕事も健康も長続きさせるためには、諦めが肝心なのです。

忙しい人の仕事は常に『エンドレス』なのです。

頑張っても頑張っても暇になることは絶対にないので、そうとなれば、諦めが肝心なのです。

仕事の期日を守れずに怒られることも出てきます。

しかし、自分の健康とどちらが大切でしょうか。

忙しい人は毎日がこのような状況にあり、精神的に病んでしまわないためにも、ある程度腹をくくって、多少怒られても良い、というくらいのタフさが必要です。

何度も言いますが、倒れてしまうよりははるかにマシです。

忙しい人こそ、諦めとタフさが必要なのです。

究極の仕事時短術 たまには怒ることも必要

前述した、会議に出ない、仕事を断る、怒られても良い、などといった戦法は非常におすすめではあるのですが『それが出来ないから苦労している』という人も多いと思います。

大人しくて穏やかな優しい性格の人には、上記の方法はなかなか難しいものです。

そんなお人好しの人には特に、仕事が集中する傾向にあります。

何を依頼しても断らない優しさがあると仕事を『頼みやすい』からです。

お人好しのなかには性格の悪い上司に利用され続け、常に過大な仕事量を押し付けられている人も多くいます。

たしかに優しさというものは、かけがえのない素晴らしいものなのですが、かといって自分の命を削ってまで仕事をする必要はないはずです。

そのスタンスでいる限り、仕事の忙しさは一生続いてしまうため、やはり何らかの対策が必要となります。

そんな人に私がおすすめしたい手法が、少し勇気を出して『一度激怒する』という方法です。

これは普段あまり怒らない人ほど大きな効果を発揮します。

私は怒りやすい性格なので頻繁に怒りますが、普段は怒らないような優しい人が激怒すると周りの人は仰天し、酷くビビります。

この皆の『仰天』が凄く効果的なのです。

こうなると周囲の人は、

『よほどストレスが溜まっていたのだな』

『よほど精神的に追い詰められていたのだな』

『あまりにも忙しくて、とうとう爆発してしまったのか』

といった印象を持ち、しばらくはあなたに無茶な要求をすることは控えるようになります。

数年に一度でも良いので『たまに怒る』ということも大事であると私は思っています。

性格の悪い上司に利用され続ける奴隷のような存在になることだけは御免です。

怒ることが苦手な性格の人も、ほんの少しの勇気を出して、たまに牽制球を投げておきましょう。

まとめ

以上により、忙しいけど仕事ができる人が実践している究極の仕事時短術について解説させて頂きました。

今回解説した究極の仕事時短術について、もう一度要点をまとめると下記のようになります。

究極の仕事時短術

✅朝活でレバレッジをかける

✅無駄な仕事をすべて削る

✅怒られても良いと腹をくくる

✅たまには怒ることも必要

私が思うに、テクニック的な手法としてはやはり『朝活』が最も効果的であり、おすすめの手法であるのですが、その他の対策についてはテクニック論ではなく、精神論的なことがほとんどです。

極限の忙しさからいかに抜け出し、自分の時間を作れるかどうかには、精神的な強さやタフさも重要となるのです。

ひたすら仕事を抱え込み『全部やらなきゃ』という状態の人が最も危険です。

このエンドレスの状況を乗り切るためには『全部やらくても良い』というくらいの思考が大切です。

できないものはできない、というくらいのタフさを持つことも重要なのです。

このような想いで、今回の記事の後半戦には精神論的な部分に集中して解説させて頂きました。

この精神論の部分は、常に仕事を抱えてしまう傾向にある、優しくて真面目な人に向けて書かせて頂いたものです。

時には無理することが必要な時期もありますが、過度な作業の長期化は健康を害する恐れが高まります。

人生において何を最優先にするか、最終的には仕事よりも自分の心と身体、健康を最も大切にして欲しい、そんな想いで筆を執りました。

本記事を最後まで読んで頂いた戦士の方の心と身体の健康を、心よりお祈り申し上げます。

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