株価は上がる 長期投資に徹すれば、株価は必ず上昇する

はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。

今回は株式投資について、初心者であろうが長期投資に徹すれば、『株価は必ず上昇する』という話について解説してみたいと思います。

今回お伝えしたいことは、長期投資のスタンスでじっくりと構えていれば、『株価は必ず上昇する』ということです。

もちろん短期的には下落する局面はたくさんありますが、そんなことは当たり前の話です。

ではどうすれば株価上昇の恩恵を受けられるのか、というと、一番簡単な手法は長期投資に徹することです。

資本主義における経済の理念に則れば、株価は長期的に成長を続けるものであり、それは世界的に見ても絶対的な法則であり、過去の歴史を見ても明らかなことです。

多くの投資家はどうしても短期的な指標ばかりを見てしまうので、少しでも株価の下落が続くと不安になり、株価は本当に上がるのか、という疑念を抱いてしまいます。

今回はそのような悩める投資家の方々に向けて、歴史や資本主義の経済について学び、株価は長期的に上昇するものだという、確信を持ってもらうためのコンテンツとします。

大切なことは、確信を持って長期投資のスタンスを貫き続けることです。

株価は上がる 長期的に株価は必ず上昇する

株価は短期的には下落することが当たり前の世界であり、なかには数年間保有し続けても含み損が解消せずに、塩漬けとなることも珍しくありません。

しかしそれでも長期的に見れば、株価は歴史的に必ず上昇しています。

繰り返しになりますが、長期的な視野に立てるかどうかが重要なのです。

株価は上がる 国内市場の歴史

では具体例を見ていきましょう。

下図は日経平均株価の過去100年間の推移になります。

もちろん短期的には暴落する局面は多々あり、紆余曲折がありますが、それでも長期的には右肩上がりでの上昇を続けています。

結果的に日経平均株価は50年で20倍、70年で200倍、90年間で1,000倍にまで上昇しているのです。

日経平均株価 100年チャート

株価は上がる 米国市場の歴史

もちろん株価の長期的な上昇は日本に限った話ではなく、全世界に共通しています。

下図は米国株、NYダウ平均株価の過去120年間の推移になります。

こちらも短期的には数々の暴落を経てきており、大きなところでは1930年の世界恐慌をはじめ、近年では2000年のITバブル崩壊や2007年のリーマンショックなど、大きな暴落が度々発生してきました。

しかし超長期的な視野に立てば、これらの暴落もあくまで一時的なものであり、長期的には右肩上がりでの上昇が続いていることが分かります。

結果的にNYダウも30年で10倍、40年で25倍、60年で50倍、80年で200倍にまで上昇しているのです。

米国株NYダウ 120年チャート

株価は上がる 優良企業は長期で成長を続けている

ここまで述べてきたように、株価は長期的には上昇していく傾向にあります。

特に需要家からの信頼構築に成功した優良企業については、長期的に著しい成長を遂げている企業が数多く存在します。

ここでは優良企業の長期的な成長について、いくつかの事例を紹介していきましょう。

株価は上がる トヨタ自動車の事例

トヨタ自動車(7203)30年チャート

株価は長期的に上昇する、その典型的な事例がこのトヨタ自動車(7203)ではないでしょうか。

上図のチャートを見るだけでも、ここまで私が解説してきた内容が凝縮されています。

大切なポイントは、株価は長期的には上昇するものの、短期的には大きな暴落がある、ということです。

このポイントを本当の意味で理解して投資しているプレーヤーは、全体の5%にも満たないでしょう。

このトヨタ自動車(7203)では2000年のITバブル崩壊時には株価が半分に、2007年のリーマンショックの時には株価が1/3にまで暴落しています。

しかし長期的な視野に立つと、株価は右肩上がりでの上昇を続けており、この30年間で株価は最大で10倍にまで上昇しているのです。

同社はまさに長期的な成長を遂げている優良企業の、模範的な事例といえるでしょう。

株価は上がる 花王(4452)の事例

花王(4452)30年チャート

続いて超優良銘柄として呼び声の高い、花王(4452)についてご紹介します。

ここでも大切なポイントは同じで、株価は長期的には上昇するものの、短期的には大きな暴落がある、ということです。

先のトヨタ自動車と比べると、花王(4452)は典型的なディフェンシブ銘柄なので、暴落時の下落幅が小さいことが特徴ですが、基本的な傾向は同じです。

ITバブル崩壊時やリーマンショックの時には株価が2/3にまで暴落していますが、長期的には右肩上がりでの上昇を続けており、この30年間で株価は9倍ほどにまで上昇しています。

なお花王(4452)は典型的なディフェンシブ銘柄になりますが、その他の業種別における特性については下記の別記事にて詳しく解説していますので、あわせて参照ください。

🔹あわせて読みたい

👉株式投資における業種の種類と特性について

株価は上がる ソフトバンクグループの事例

ソフトバンクグループ(9984)30年チャート

続いて日本の成長企業としての代表的な事例である、ソフトバンクグループ(9984)についても見ておきましょう。

ここでも大切なポイントはやはり同じで、株価は長期的には上昇するものの、短期的には大きな暴落がある、ということです。

このソフトバンクグループ(9984)のようなIT銘柄は景気動向の影響を大きく受けやすいため、市場暴落時の変動幅がとても大きいことが特徴です。

特に2000年はITバブルとなったので、IT銘柄である同社の株価もまさにバブル的な暴騰、暴落となりました。

この2000年の現象はまさに超短期的なバブルの現象なので、長期投資の観点では無視しておきましょう。

この2000年の時の値動きを無視すれば、同社の株価はまさに右肩上がりでの成長を遂げており、2002年には300円程度であった株価が、2019年には一時12,000円にまで達したので、17年の間に株価が40倍にまで上昇したことになります。

このソフトバンクグループ(9984)も、まさに今回ご紹介しているような長期的な成長を遂げた優良企業の、模範的な事例といえるでしょう。

まとめ

以上により、今回は長期投資に徹すれば、『株価は必ず上昇する』という話について解説させて頂きました。

今回解説してきた重要なポイントをもう一度おさらいすると、株価は長期的には上昇するものの、短期的には大きな暴落がある、ということです。

このポイントを本当の意味で理解している投資家は、全体の5%にも満たないでしょう。

多くの投資家は、直近の短期的なチャートばかりを見てしまうため、市場の暴落時に冷静さを保つことができず、パニックになってしまいがちです。

しかし、今回解説してきた内容を理解できれば、株価は長期的には上昇する、という経済の基本大原則を理解できると思います。

株価は短期的には暴落もするが、長期的に見れば必ず上昇する。

このことさえ理解できれば、市場がどんなに暴落しても自分だけは冷静さを保ち、富を築くチャンスを作ることができるでしょう。

このような資本主義経済の本質を理解した上で投資することができれば、今後の投資活動にも大いに役立ち、迷いを払拭して確信を持った投資ができるようになるでしょう。