株高は短期的で、秋には大暴落となる7つの理由

株高は短期的で、秋には大暴落となる7つの理由

 

こんにちは、投資家の関原大輔@sekihara_d)です。

今回は、私が「秋には大暴落」と強調する7つの理由を解説していきたいと思います。

 

 

🔳米国株が、秋には大暴落となる7つの理由

✅株価暴落は、すべて利下げ期に起きる

✅逆イールドの後、株価は必ず暴落する

✅株価の暴落は、失業率が上昇してから

✅米国の求人数は、すでに減少している

✅銀行のローン貸出基準が上昇している

✅銀行救済のため、一時的に緩和しただけ

✅リーマンショックは、ベア・スターンズ破綻の半年後

 

【結論】現在の株高は短期的で、秋には大暴落を迎えます。

過去に起きた株価大暴落は、すべて「利下げ期」に発生しています。

現在は銀行救済のため「一時的」に緩和しただけで、傷口のみを強引に塞いだにすぎません。

今回は「秋には大暴落」を迎える7つの理由を解説していきます。

 

米国株が、秋には大暴落となる7つの理由

米国株が、秋には大暴落となる7つの理由

 

それでは「秋には大暴落」を迎える理由について、解説していきましょう。

以下に7つの根拠について、1つずつ解説していきます。

 

株価暴落は、すべて利下げ期に起きる

過去の株価大暴落は、すべて「利下げ期」に発生しています。

下図に、米政策金利と株価の関係を示します。

 

米政策金利と株価(S&P500)の関係

米政策金利と株価の関係

 

ITバブル、リーマンショック、コロナショックはすべて「利下げ期」に暴落しています。

金融引き締めにより経済は遅れて悪化するため、FRBはいつも慌てて利下げします。

利下げする時には、経済はすでに壊滅的に悪化しているため、株価の下落は止まりません。

今回のような強い引き締めを実行した後、株価が暴落しなかった事例は1つもありません。

 

逆イールドの後、株価は必ず暴落する

現在、「政策金利≧10年金利」の逆イールドが拡大しています。

下図に「政策金利×10年金利」の関係を示します。

この逆イールドが発生した後、株価は必ず大暴落に陥っています。

これについても、例外は1つもありません。

 

政策金利と10年金利の「逆イールド」

政策金利と10年金利の逆イールド

 

逆イールドが長引くと、銀行の収益が著しく悪化し、金融危機が発生します。

すでに3月には、4つの銀行が破綻する金融危機が発生しました。

騒動は4月に入り沈静化していますが、金融引き締めはこれからが本番。

あと半年も引き締めを継続すれば、金融危機は再び発生する可能性が高いでしょう。

 

株価の暴落は、失業率が上昇してから

株価の暴落は、失業率が上昇してから本格化します。

下図に米国における、失業率と株価の関係を示します。

いずれの暴落も、失業率の上昇とともに本格化しています。

そして逆に失業率が低い局面は、株価が天井であることを示しています。

 

失業率と株価(S&P500)の関係

失業率と株価の関係

 

現在の失業率は3.5%と、記録的な低水準です。

失業率が上昇するのはこれからであり、今の株価は危険な状況にあると推察します。

また失業率は「遅行指数」であり、実際よりも遅れて表面化します。

いつの暴落も失業率が遅れて上昇し、慌てて利下げする事態を繰り返しています。

 

米国の求人数は、すでに減少している

実際に米国の求人数は、すでに減少へ転じています。

下図に米国における、求人数と株価の関係を示します。

求人数の減少は、リセッションの先行指数となります。

 

求人数と株価(S&P500)の関係

求人数と株価の関係

 

上図を見ると株価暴落の直前から、求人数が減少する傾向にあります。

これは当然の原理で、求人数が減少した後に、失業率の上昇が始まります。

現在の求人はすでに減少し始めており、失業率の上昇は時間の問題でしょう。

 

銀行のローン貸出基準が上昇している

銀行の貸出基準が高まる時、株価は例外なく暴落します。

下図に、「銀行の貸出基準×株価」の関係を示します。

 

「銀行の貸出基準×株価」の関係

銀行の貸出基準と株価の関係

 

金融引き締めにより金利が上がると、銀行は貸出基準を高めます。

銀行がお金を貸さなくなれば、経済は停滞を招き、企業の資金繰りも悪化します。

住宅や自動車も売れ行きが鈍り、企業の設備投資も減少します。

このローン貸出基準の上昇が、今まさに進行している状況です。

 

銀行救済のため、一時的に緩和しただけ

現在は驚異的な株高ですが、これは銀行救済のための「一時的な緩和」です。

FRBはバランスシート縮小(QT)を続けてきましたが、3月の金融不安で再び拡大。

わずか2週間で、4,000億ドル(53兆円)ものマネーをばら撒きました。

これによりマネーが溢れ、株式・債券・ゴールド・ビットコインなど、あらゆる資産が買われました。

 

FRB総資産の推移

FRB総資産の推移

 

FRBは、すでに引き締めを再開している

しかし騒動の鎮静に伴い、FRBはすでに量的引き締め(QT)を再開。

上図の通り、バランスシートの縮小が再び始まっています。

このペースなら、秋にはSVB破綻前の水準まで縮小しそうです。

3月の株高は4,000億ドルもの「一時的な緩和」であり、無理やり傷口を塞いだにすぎません。

 

 

リーマンショックは、ベア・スターンズ破綻の半年後

リーマンショックの時も、第1波となる銀行破綻は半年前に発生しました。

2008年3月に、ベア・スターンズが破綻した件です。

当時も迅速な救済措置により騒動は沈静化しましたが、半年後の9月にリーマンブラザーズが破綻。

真の金融危機は、3月のベア・スターンズ破綻の半年後から始まっています。

 

まとめ

以上により、今回は「秋には大暴落」する7つの理由を解説させて頂きました。

ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。

 

🔳米国株が、秋には大暴落となる7つの理由

✅株価暴落は、すべて利下げ期に起きる

✅逆イールドの後、株価は必ず暴落する

✅株価の暴落は、失業率が上昇してから

✅米国の求人数は、すでに減少している

✅銀行のローン貸出基準が上昇している

✅銀行救済のため、一時的に緩和しただけ

✅リーマンショックは、ベア・スターンズ破綻の半年後

 

【結論】現在の株高は短期的で、秋には大暴落を迎えます。

過去に起きた株価大暴落は、すべて「利下げ期」に発生しています。

現在は銀行救済のため「一時的」に緩和しただけで、傷口のみを強引に塞いだにすぎません。

今回ご紹介したあらゆるデータが、秋の大暴落を示唆しています。

 

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