はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は株価の見方と、割安な銘柄を見つける方法について解説してみたいと思います。
株の初心者の方は企業の株価を見ても、それが割高なのか割安なのか、判断できない人も多いですよね?
「なんとなく」であったり「好きな企業だから」という理由で、投資先を選定してしまっている方も多いと思います。
ところが初心者の方が思いつく企業というのは、大抵の場合は既に買われすぎている人気企業であり、割高である場合がほとんどです。
割高な株を掴んでしまうと、スタートの時点で高い買い物ろなるので、後に株価が下落して、損失が出てしまう可能性があります。
今回はそのような初心者の方に向けて、株価が割高なのか割安なのかを見定める、「株価の見方」について解説してみたいと思います。
株価の見方と割安な銘柄を見つける方法
それでは株価の見方について解説していきましょう。
早速ですが下図に、Yahoo!ファイナンスで企業の株価情報を表示させた画面を示します。
出典元:Yahoo!ファイナンス
初心者の方にとっては、『何のこっちゃ』ですよね?
専門用語が羅列していて、一体何を見れば良いのか分からない方も多いと思います。
ではどの情報を見れば良いかというと、どの株式情報サイトにおいても「指標」と呼ばれる株価情報があるので、まずはそこを見てみましょう。
Yahoo!ファイナンスでは、少し画面を下へスクロールすると下図のような情報が出てきます。
出典元:Yahoo!ファイナンス
株価が割高なのか割安なのかを示す最も代表的な指標として『PER』と『PBR』の2つの指標があります。
まずはこの2つの指標を見れるようになれれば十分で、株価が割高なのか割安なのかを、概ね掴むことができます。
以下に『PER』と『PBR』の2つの指標について簡単に解説していきます。
株価の見方① PER(株価収益率)
株価が割高なのか割安なのかを示す最も有名な指標が、このPERです。
PERは上式で算定される指標で、この倍率が高ければ高いほど、株価が割高であることを示します。
例えば1株当たり純利益が10円である企業の株価が100円である場合、PERは10倍、という使い方をします。
これは投資家が100円を出資したのに対し、企業が1年間で10円の利益を生む、ということを意味します。
つまり元手となる100円を稼ぐのに、10年を要するということになります。
PERの傾向は業種により異なりますが、概ね10~20倍程度が一般的な数字となります。
したがって10倍未満の企業であれば割安な状態といえますし、逆に20倍を超えているような企業の場合には、やや割高であることが懸念されます。
株価の見方② PBR(株価純資産倍率)
続いてこのPBRについても、株価が割高なのか割安なのかを示してくれる、代表的な指標です。
PBRは上式で算定される指標で、先ほどのPERと同様に、この倍率が高ければ高いほど、株価が割高であることを示します。
例えば1株当たり純資産が100円の企業で、株価が90円であった場合には、PBRは0.9倍、という使い方をします。
2020年5月時点での日経平均のPBRはおよそ0.9倍なので、平均的な企業はこのようなイメージです。
PBRが低ければ割安
企業の純資産は、基本的には株主のものです。
よって、もし企業が解散して、資産を株主に分配することになった場合、上記の例では90円を出資した株主に対し、100円が返還されることになります。
このようにPBRが1倍未満の場合であれば、理論上は損をしないということになるため、割安であると判断されます。
PBRが高ければ割高
逆に人気の高い銘柄は、PBRが4倍以上となるような企業も多く実在します。
PBRが4倍ということは、1株当たり純資産100円の企業を400円で買うということであるため、割高であると判断されます。
PBRは低いほど割安であり、1倍未満になると割安感が際立ち、買いやすくなります。
まとめ
以上により、今回は株価の見方と、割安な銘柄を見つける方法について解説させて頂きました。
ここまでPERとPBRについて解説させて頂きましたが、たった2つの指標を使いこなすだでも、株価の見方や銘柄の選定力は格段に向上します。
これらの指標を見れるようになるだけで、銘柄選定が上手になり、投資で成果を出しやくなるのです。
ぜひ参考にしていただき、投資を成功させて、人生を豊かにしていきましょう。