はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は投資の初心者の方に向けた資産運用の入門講座として、投資の種類について比較しながら解説してみたいと思います。
一言で『投資』といっても実に多種多様な投資手法があり、少なく見積もっても下記の種類の投資法が挙げられます。
投資の種類と概要
株式 企業の株式へ投資する
債券 国債や社債などの有価証券へ出資する
不動産 マンションやアパートなどへ投資する
FX 為替の変動を利用して差益を狙う
仮想通貨 ビットコインなどの電子通貨へ投資する
これらの投資法には、それぞれの特徴とメリット、デメリットがあり、期待できるリターンの大きさや、リスクの高さもそれぞれによって異なります。
したがってこれから資産運用を始めようという方は、ここでそれぞれの投資法の概要についての知識を習得し、自分に適した投資法を見つけることが大切となります。
今回はこれから投資を始めようかという初心者の方に向けた資産運用の入門講座として、投資の種類について比較しながら解説していきたいと思います。
投資の種類を比較で解説 資産運用の入門
それでは投資の種類について、それぞれの特性について比較しながら解説していきたいと思います。
下記は主な投資の種類と、それぞれのリターンの高さをイメージしたものです。
リターンの高さは即ち、リスクの高さにも直結しますので、これは同時にリスクの高さを示したものでもあります。
ここからそれぞれの投資についての概要やメリット、デメリット、そしてリターンの大きさや、リスクの高さについて解説していきます。
投資の種類 リターンの高さ&リスクの高さ
株式 ⭐️⭐️⭐️
債券 ⭐️
不動産 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
FX ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
仮想通貨 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
投資の種類① 株式投資
株式投資とは、投資(出資)しようとする企業の株式を買って保有すること、つまりその企業にお金を投資(出資)して株主になることを指します。
出典元:楽天証券
国内企業の株式は証券会社を通して買うことができます。
対象となる企業は東証1部、東証2部、マザーズ、ジャスダックなどに上場している企業であれば、誰でも株式を買うことができます。
出典元:楽天証券
株式投資は数ある投資のなかでも、最もポピュラーでスタンダードな手法の一つです。
もちろん投資なので、短期で大きな収益を上げることは難しいですが、長期投資のスタンスで正しい運用さえできれば極めてリスクが低く、安全に大きなリターンを期待できる有力な投資手法となります。
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投資の種類② 債券投資
続いて債券について解説していきます。
債券とは、国や企業などの発行体が、投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券です。
発行元:SBI証券
株式と異なる点は、あらかじめ利率や満期日などが決められて発行されることです。
債券を購入すると、定期的に利率分の利子を受け取ることができます。
そして、満期日を迎えると、額面金額である償還金を受け取ることになります。
投資家は、発行体に対してお金を貸す代わりに利子をもらう、というイメージです。
発行元:SBI証券
債券には国の発行する国債や、企業の発行する社債などがありますが、株式と比べると初心者には手が出しづらいと思われる方が多いと思います。
したがって債券への投資には、投資信託の活用が手軽でおすすめです。
ネット証券の投資信託であれば、手数料も無料で100円から手軽に投資できるファンドも増えてきているので、初心者にも安心でおすすめです。
ここで、おすすめの債券ファンドの一例を下記に示します。
ファンド名:三井住友・日本債券インデックス・ファンド
運用会社 :三井住友DSアセットマネジメント
種 別 :国内債券
買付手数料:無料(ネット証券)
最小投資額:100円以上1円単位
運用開始日:2002年1月4日
上図は国内債券ファンドの運用成績です。
運用を開始した2002年以降、大きな下落はなく、少しずつですが安定的に上昇を続けてくれるのが特徴で、これまでの平均利回りは1.6%ほどで運用されてきています。
債券は株式に比べてリターンは小さいですが、暴落するリスクも小さいことがメリットとなります。
よって手堅く運用したい人なら、株式より債券の方がおすすめです。
2008年のリーマンショックの金融市場暴落の時でさえ、大きな下落もなく元本+αを維持したまま通過しています。
そしてリーマンショック後は順調に上昇を続け、2016年には+30%にまで上昇しています。
このように債券はマーケットから受ける影響を少なくできることが特徴で、いつ解約しても元本割れしづらく、安心感があるのが強みといえます。
これだけ安定しているのであれば、預金代わりに手軽に投資しても良いでしょう。
よって運用に安心感を求める人や、元本保証型を好むような人であれば、株式よりも債券の方がおすすめであるといえます。
投資の種類③ 不動産投資
不動産投資とは、土地や建物などの不動産を元手に営む事業のことで、例えばマンションやアパート、戸建てなどの不動産を購入して賃貸に出し、家賃収入を得る事業を指します。
出典元:シノケンハーモニー
不動産投資における最大の特徴の一つが、銀行から融資を受けて投資ができることです。
他の投資では、株式・債券・為替などのいずれにおいても、銀行から融資を受けて投資できる手法はありません。
不動産投資の一般的な収益構造は、銀行から融資を受けて不動産を購入して賃貸事業を営み、家賃収入からローンを返済し、残りはオーナーの懐に入る、という仕組みが一般的な構図となります。
したがって銀行から融資を受けて投資する不動産投資では、投資額ならびに融資額が数千万円となることは当たり前で、株式や債券とは規模が違います。
自己資金で賄えない分を銀行から融資を受けて投資する訳なので、投資額が大きい分、大きなリターンを期待できますが、同時にリスクも高まります。
投資、事業がうまくいけば数千万円の資産を手に入れられますが、万が一失敗してしまった場合には、数千万円の負債を抱えることになってしまいます。
したがって不動産投資は他の投資と比べると、ハイリスク・ハイリターンの傾向が強いといえます。
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投資の種類④ FX
FXとは、お金を日本円から外国の通貨に替えて保有、運用する行為を指します。
出典元:SBI証券
外貨は常に上昇と下落を繰り返し、定期的に上がったり下がったりを繰り返しています。
下図はドル/円の長期的な値動きを示したチャートになります。
ドル/円はもう20年以上に渡って上昇と下落を繰り返すレンジ相場にあり、概ね110〜115円を中央値として、上がったり下がったりを繰り返しています。
外貨の運用方法は実に単純で、通貨が安い時に買って高くなった時に売れば、それだけで差益による利益を得ることができます。
下図のドル/円の場合、最も分かりやすいのはリーマンショック後に極度の円高となった2012年の時にドルを80円で買って、2015年に120円で売れば、たったの3年で運用額を1.5倍にできるという仕組みです。
1996年以降のドル/円の長期推移
またFX取引では、運用額に最大25倍までのレバレッジをかけることが可能となっており、これが他の投資にはない大きな特徴となっています。
これは下図のように手元資金が4万円の場合、外貨預金では4万円分の外貨しか購入できませんが、FXでのレバレッジ投資を活用すれば、最大で25倍の100万円分の取引をすることが可能となるものです。
出典元:SBI証券
FX取引では、このように少ない手元資金で大きな運用ができることが魅力といえます。
ただし、レバレッジを大きくすればするほどリスクも高まるため、過度なレバレッジには十分注意が必要となります。
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投資の種類 株式、債券、FXを始めるには
これらの資産運用の始め方についてですが、株式投資、債券、FXにおいてはネット証券のサービスがかなり充実しており、スマートフォンなどからインターネットで手軽に投資することができるので、おすすめです。
ネット証券であれば手数料も格段に安く、投資信託なら100円からでもクリックだけで手軽に投資することができるので、初心者にも安心でおすすめです。
ネット証券なら利用登録もインターネットで手軽に申請でき、口座開設を含め初期費用もすべて無料なので、これを機に無料登録をして、まずは100円からでも投資してみることをおすすめします。
証券会社は国内シェア1位のSBI証券か2位の楽天証券がおすすめで、私自身もこの2社を愛用しており、このいずれかを選んでおけば十分です。
この辺りについては別記事の『株式投資の始め方 🔰初心者でも安心の始め方を解説』にて詳しく解説していますので、あわせて参照ください。
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まとめ
以上により、今回は投資の初心者の方に向けた資産運用の入門講座として、投資の種類について解説させて頂きました。
最後に投資の種類とリスク、リターンの高さについて、もう一度おさらいしておきましょう。
投資の種類 リターンの高さ&リスクの高さ
株式 ⭐️⭐️⭐️
債券 ⭐️
不動産 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
FX ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
仮想通貨 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
今回は株式、債券、不動産、FXについて解説させて頂きましたが、どの投資法にもメリット、デメリットがあり、それぞれにおいてリスクやリターンの大きさも異なります。
よってこれから資産運用を始めようという方は、今回ご紹介したような投資の種類について、それぞれの持っている特性を理解し、自分の投資目的に適した投資法を選択することが大切となります。
資産運用に必要な知識については、当サイト内でも多くのコンテンツをすべて無料にて公開していますので、投資や資産運用について学びたい方のお役に立てれば幸いです。
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