はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は『分散投資をするなら、投資信託の活用がおすすめ』というテーマで解説をしていきたいと思います。
資産運用をするなら、しっかりと分散投資をしておくことが重要です。
分散投資をすることで、運用のリスクを減らし、投資のパフォーマンスを安定させる効果を得られます。
そして分散投資をする方法として、最もおすすめの方法が、投資信託です。
投資信託を活用すれば、世界中の市場へ幅広く分散投資することができます。
投資信託なら、個人の投資家でも、誰でも手軽に分散投資することができるのです。
今回は投資信託を活用して、上手に分散投資をする方法について解説していきたいと思います。
分散投資をするなら投資信託がおすすめ
分散投資をするなら、投資信託を活用する方法が最もおすすめです。
まずは分散投資、そして投資信託の概要について触れておきましょう。
分散投資の必要性
資産運用をしていく上では、しっかりと分散投資をしておくことが重要です。
投資先を少数に集中させてしまうと、予期せぬ事態が起きた時に、大きな損失が出てしまいます。
その代表的な事例の一つとして、東日本大震災による原発問題で大騒動となった、東京電力HD(9501)の事例があります。
東京電力HD(9501) 10年チャート
同社の株は原発事故がきっかけとなって、震災直後から株を売る投資家が続出し、株価は一時震災前の1/20にまで大暴落してしまいました。
同社の株は震災前までは高配当の安定銘柄として人気の高い優良銘柄でしたが、誰にも予期できない自然災害によって、大暴落してしまった事例になります。
個別銘柄への依存にはこのようなリスクを伴うため、投資の世界では『卵は一つのカゴに盛るな』という有名な格言があるほど、分散投資が重要視されています。
これは卵を一つのカゴに盛ってしまうと、落としてしまったらすべてが割れてしまうのを防ぐにために、複数のカゴに分割して持つことを奨励している、投資の有名な格言です。
出典元:SBI証券
どのような銘柄においても、東京電力株の暴落のようなリスクは潜んでいます。
よって投資先は一つの銘柄に集中させずに、分散して投資をしておくことで、リスクを抑えることが重要です。
投資信託を活用する
分散投資をするのに、最もおすすめな手法が『投資信託』です。
投資信託とは、投資家から集めた資金を専門の機関(投資ファンド)が株や債券などで運用し、その成果を投資家へ分配する仕組みの金融商品です。
出典元:楽天証券
投資信託を活用すれば、投資家はお金を出資するだけで良く、後の運用作業はすべてプロのファンドに任せることができます。
株や債券へ個人で投資するには、銘柄の選定や投資配分などを、すべて自分で決める必要があります。
しかし投資信託であれば、プロのファンドが適切な配分を定め、幅広い銘柄へ広く分散して投資をしてくれます。
個人の投資家が、自分1人で分散投資を施すには、どうしても限界があります。
そこで投資信託を活用することで、少ない資金でも、世界中の投資先へ手軽に分散投資することができるのです。
投資信託を活用した分散投資
それでは投資信託を活用すると、どのような分散効果が期待できるのでしょうか。
ここでは、いくつかの具体例をあげて見ていきましょう。
日本株式 インデックスファンド
まずは、日本の株式へ投資するファンドについて見ていきましょう。
分散投資という観点で最もおすすめしたいのが、東証株価指数(TOPIX)に連動するインデックスファンドです。
ファンド名:eMAXIS TOPIXインデックス
運用会社 :三菱UFJ国際投信
種 別 :国内株式
買付手数料:無料(ネット証券の場合)
最小投資額:100円以上1円単位(ネット証券の場合)
運用開始日:2009年10月28日
東証株価指数(TOPIX)とは、一部上場企業の全銘柄を対象に算定される、日本株を代表する株価指数です。
このTOPXに連動するインデックスファンドを買っておけば、一部上場の全銘柄へ分散投資することと同じ効果を得ることができます。
当ファンドが投資する組入銘柄数は、なんと2,000銘柄を超えます。
投資比率の1位はトヨタ自動車になりますが、その比率は3.3%に抑えられています。
さらに2位の三菱UFJ以下の銘柄へは、すべて2.0%以下の比率に抑えられています。
下図は投資先の業種を示す資料になりますが、非常に多くの業種へ、幅広く分散されていることが分かります。
このように投資信託を活用することで、多くの業種や銘柄へ、幅広く分散して投資する効果を得ることができます。
米国株式 インデックスファンド
投資信託を活用すれば、投資先は国内のみならず、海外の市場へも手軽に分散投資することができます。
なかでも私の最もおすすめする投資先が、米国株のインデックスファンドです。
ここで米国株を代表する株価指数である、S&P500に連動するインデックスファンドの一例を下記に示します。
ファンド名:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
運用会社 :三菱UFJ国際投信
種 別 :米国株式(為替ヘッジ無し)
買付手数料:無料(ネット証券の場合)
最小投資額:100円以上1円単位(ネット証券の場合)
運用開始日:2018年7月3日
投資比率の上位3社はマイクロソフト、アップル、アマゾンと、そうそうたる銘柄が名を連ねています。
組入銘柄数はS&P500の名の通り、投資先は500銘柄にまで及びます。
個人の投資家で、米国株を500銘柄も買うなど、到底できないですよね。
しかしこのようなインデックスファンドへ投資をすることで、全米の銘柄へまんべんなく分散投資するのと同じ効果を得ることができるのです。
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世界分散型ファンド
最後に、世界中の株式へ分散投資をしてくれる、おすすめのファンドを紹介します。
下記は、世界中の先進国の株式へ幅広く投資する『朝日Nvest グローバル バリュー株オープン』の運用成績になります。
ファンド名:朝日Nvest グローバル バリュー株オープン
運用会社 :朝日ライフ アセットマネジメント
種 別 :先進国株式(為替ヘッジ無し)
買付手数料:無料(ネット証券の場合)
最小投資額:100円以上1円単位(ネット証券の場合)
運用開始日:2000年3月24日
当ファンドでは米国、欧州をはじめとする先進国を中心に、世界中の株式市場へ幅広く分散投資されています。
このようなファンドを活用すれば、誰でも手軽に、世界中の市場へ幅広く分散投資することができるのです。
ここまで広く分散して投資をすることは、個人では絶対に無理ですよね。
よって分散投資をするなら、このような投資信託を上手に活用することがおすすめです。
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まとめ
以上により、今回は投資信託を活用して、上手に分散投資をする方法について解説させて頂きました。
資産運用をしていく上では、不慮の損失リスクを避けるためにも、分散投資を行うことが必須要件といえます。
その分散投資を行うのに、最適な手法となるのが、投資信託です。
投資信託を活用すれば、誰でも手軽に、世界中の市場へ分散投資することができます。
これは個人の力では到底できないことなので、もはや投資信託を利用しない手はありません。
なかでもネット証券を活用すれば、手数料も無料で、100円からでも手軽に投資することができるので、初心者の方にも安心でおすすめです。
証券会社は国内シェア1位のSBI証券か2位の楽天証券がおすすめで、私自身もこの2社を愛用しており、このいずれかを選んでおけば十分です。
この辺りについては別記事の『初めての株式投資 初心者向けの始め方をやさしく解説』にて詳しく解説していますので、あわせて参照ください。
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