コア・サテライト戦略で暴落に備える方法とは

コア・サテライト戦略で暴落に備える方法とは

 

はじめまして、投資家の関原大輔@sekihara_d)です。

今回は「コア・サテライト戦略」について解説し、暴落に備える方法をお伝えしていきたいと思います。

 

株の先生

 

🔳コア・サテライト戦略の概要

✅コア・サテライト戦略とは

✅なぜ、コア・サテライトが必要か

✅あくまでベースは長期投資のコア

✅サテライトで、高リターンを狙う

 

🔳コア・サテライト戦略で暴落に備える

✅今後は、中期的には下落トレンドへ

✅コアだけだと、下落時に目減りする

✅サテライトで中期的な下落へ備える

✅初心者には、長期のコアだけで十分

 

コア・サテライト戦略って、何?

コア・サテライト戦略で、暴落に備える?

今回は、こんな疑問にお答えしていきます。

 

コア・サテライト戦略について知りたい

 

【結論】コア(長期)とサテライト(中期)を組み合わせ、守りを固める手法です。

今後の米国株は、長期的には上昇を続けますが、中期的には下落が長引く懸念があります。

そこで長期投資をベース(コア)に、中期投資用(サテライト)も保有し、下落に備える手法を解説します。

今回は「コア・サテライト戦略」について解説し、暴落に備える方法をお伝えしていきたいと思います。

 

コア・サテライト戦略の概要

コア・サテライト戦略の概要

 

それでは「コア・サテライト戦略」で、暴落に備える方法を解説していきます。

まずはコア・サテライト戦略の概要から、じっくり解説していきましょう。

 

コア・サテライト戦略とは

コア・サテライト戦略とは、運用先を「コア(中核)とサテライト(衛星)」に分けて運用する方法です。

ここで一般的に、コアとサテライトの違いは下記の通りです。

 

  • コア   :長期で中核をなす安定型運用
  • サテライト:中期で利益追求の攻めの運用

 

コアで軸を保ち安定させつつ、利益追求のためサテライトを併用し攻めていく

簡単に言うと、このようなイメージです。

コアを運用の主軸とすることで、サテライトではリスクを負った「攻めの投資」ができる点が強みです。

 

なぜ、コア・サテライトが必要か

ではなぜ「コア・サテライト」が必要なのでしょうか?

まず米国の株式市場は、長期的に右肩上がりの上昇を続けていきます。

よって「米国株×長期投資」を運用のコア(中核)に置くことで、安定した成果を期待できます。

一方で株式市場には、短期~中期的に下落するサイクルが、定期的に訪れます。

 

株式市場の下落サイクル

株式市場の下落サイクル

 

この下落局面でも、短期~中期的に利益を出すことができれば、運用の利回りは格段に高まります。

サテライトでは、このような下落時にも利益を出せる運用を狙います。

あるいは高いレバレッジをかけてリスクを取るのも、サテライト運用の方法の1つです。

コアで安定させつつ、サテライトで攻めることで、利益の最大化を狙います。

 

あくまでベースは長期投資のコア

この戦略で大事なのは、あくまでもベースは長期投資の「コア」という点です。

ポートフォリオは人によりますが、65%以上はコアとし、軸を固めるべきです。

短期~中期投資の比率を50%以上に上げてしまうと、土台が安定せず、ハイリスクな運用となります。

あくまでもベースは「米国株×長期投資」をコアとし、鉄壁の土台を構築しましょう。

 

サテライトで、高リターンを狙う

一方のサテライトでは、少しリスクを高め、積極的に利益を追求します。

レバレッジをかけたり、下落方向へ投資するインバースを使い、短期~中期用の運用を行います。

特に相場の下落時に、インバースで利益を出すことができれば、運用利回りは格段に高まります。

サテライトは多くてもポートフォリオの35%以下とし、攻めの運用で利益を狙います。

 

コア・サテライト戦略で暴落に備える

コア・サテライト戦略で暴落に備える

 

ここまで、コア・サテライト戦略の概要について解説してきました。

ここからは、サテライトで「暴落に備える」方法について解説していきます。

 

今後は、中期的には下落トレンドへ

2022年11月現在、株式市場は中期的な下落トレンドにあります。

現在は金融引き締めの真っただ中にあり、NASDAQは直近1年で30%以上も下落しました。

FRBによる利上げはまだまだ続くため、今後も中期的な下落に備える必要があります。

 

過去の暴落と金融政策と、現在の状況

過去の暴落と金融政策と、現在の状況

 

コアだけだと、下落時に目減りする

現在のような長引く下落局面では、長期のコアだけだと、資産が数年規模で目減りしてしまいます。

長期的には上昇軌道に戻るため、コアに問題はないのですが、できれば下落をヘッジできればベストです。

金融政策から下落がある程度予測できるのであれば、サテライト運用で下落に備えることが効果的です。

 

サテライトで中期的な下落へ備える

今回のように長く、大きな下落局面では、インバースなどで下落をヘッジできればベストです。

私もインバースやゴールドを併用し、しっかりと下落に備えています。

株価の下落が終わり、政策金利の利下げが完了すれば、再び米国株を買い戻します。

この戦略により、上昇時はもちろん、下落時にも利益を出し続ける運用を狙います。

 

暴落時のNASDAQチャート

暴落時のNASDAQチャート

 

初心者には、長期のコアだけで十分

最後に、重要な注意喚起です。

サテライト運用は短期~中期で運用先を入れ替えるため、難易度がとても高いです。

サテライト(中期)投資で成果を出すには、ある程度の値動きを予測することが必須です。

それは初心者には絶対に無理なので、初心者の方は「長期×コア」の運用だけで十分です。

あくまでも「長期×コア」をベースとし、失っても容認できる余剰資金で、サテライトを楽しみましょう。

 

まとめ

以上により、今回は「コア・サテライト戦略」で、暴落に備える方法を解説させて頂きました。

ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。

 

🔳コア・サテライト戦略の概要

✅コア・サテライト戦略とは

✅なぜ、コア・サテライトが必要か

✅あくまでベースは長期投資のコア

✅サテライトで、高リターンを狙う

 

🔳コア・サテライト戦略で暴落に備える

✅今後は、中期的には下落トレンドへ

✅コアだけだと、下落時に目減りする

✅サテライトで中期的な下落へ備える

✅初心者には、長期のコアだけで十分

 

【結論】コア(長期)とサテライト(中期)を組み合わせ、利益の最大化を狙います。

長期×コアをベースにしつつ、攻めのサテライトを併用し、リターンの最大化を追求します。

現在のような長引く下落局面でも、サテライトを巧みに活用できれば、運用利回りは格段に高まります。

今後も下落が継続する可能性も高く、サテライトで暴落リスクをヘッジしておくことが有用でしょう。

 

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