はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は伊藤忠商事の「株価」と「配当」について解説し、今後の株価を予想していきたいと思います。
🔳伊藤忠商事の株価は配当が魅力【株主還元が高い】
✅株価は右肩上がりで上昇中
✅配当は持続的な増配が続く
✅安定した、高い配当利回り
✅配当性向の段階的な引上げ
✅今後の配当も、増配が続く
🔳伊藤忠商事の株価を予想【今後も安定が続く理由】
✅業績は、右肩上がりで成長中
✅積極的な、自社株買いの励行
✅株価指標はかなり割安な水準
✅今後の株価は、横ばいが続く
「伊藤忠商事の、株価や配当について教えて・・・」
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。
伊藤忠商事の株価は、長期的に右肩上がりの成長を続けています。
そして同社へ投資する最大の魅力が、株主還元の高さです。
伊藤忠商事の株は配当利回りが高く、配当金も右肩上がりの増配を続けています。
今回は伊藤忠商事の「株価」と「配当」について解説し、今後の株価を予想していきたいと思います。
伊藤忠商事の株価は配当が魅力【株主還元が高い】
それでは、伊藤忠商事の「株価」と「配当」について解説していきましょう。
まずは伊藤忠商事へ投資する最大の魅力である、株主還元の高さについて解説していきます。
株価は右肩上がりで上昇中
伊藤忠商事の株価は、長期的に右肩上がりの上昇を続けています。
下図に直近20年間における、伊藤忠商事の株価チャートを示します。
伊藤忠商事(8001)株価チャート_20年
株価はこの10年で4倍、20年で10倍にまで上昇しました。
このように伊藤忠商事の株価は、持続的に力強い成長を続けています。
また下図は、伊藤忠商事の株価と、時価総額の推移です。
伊藤忠商事(8001)株価・時価総額
株価の上昇に連れて、時価総額も右肩上がりで上昇しています。
この圧倒的な成長力により、伊藤忠商事の時価総額は、国内商社でNo.1の地位を確立しています。
配当は持続的な増配が続く
伊藤忠商事の株へ投資する最大の魅力が、配当金の持続的な増配です。
下図に伊藤忠商事における、配当金の推移を示します。
伊藤忠商事(8001)配当金の推移
このように伊藤忠商事の配当は、長期的に右肩上がりの増配を続けています。
20年度の配当も増配予定であり、これで6期連続の増配となることが確実です。
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安定した、高い配当利回り
伊藤忠商事の株は、配当利回りの高さも魅力です。
20年12月時点での配当利回りは2.9%、増配を加味した予想配当利回りは、実に3.0%に及びます。
日経平均の配当利回りの平均値は1.7%なので、伊藤忠商事の配当は、かなり高い水準といえます。
伊藤忠商事の株は、配当重視の投資家にとっては、魅力の大きい銘柄といえるでしょう。
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配当性向の段階的な引上げ
伊藤忠商事の株は、株主還元の高さが魅力です。
下図に伊藤忠商事における配当金と、配当性向の推移を示します。
配当金と配当性向の推移
このように伊藤忠商事では、配当性向の段階的な引き上げが実施されています。
そして今後の配当性向は、将来的に30%まで引き上げられる計画です。
配当性向を高めることは、多くの投資家にとって、魅力の大きい戦略といえるでしょう。
今後の配当も、増配が続く
伊藤忠商事の配当は、今後も増配が継続される見通しです。
下図に四季報における、伊藤忠商事の業績推移と見通しを示します。
伊藤忠商事(8001)業績推移と見通し
(四季報 20年9月18日更新)
ここには、22年3月期までの業績予想が記載されています。
上図の通り、伊藤忠商事の配当は、今後も持続的な増配が続く見通しです。
伊藤忠商事は、このような持続的な成長と、高い株主還元により、今後の株価も安定して推移するでしょう。
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伊藤忠商事の株価を予想【今後も安定が続く理由】
ここまで伊藤忠商事の株価と、配当の魅力について解説してきました。
そして伊藤忠商事の株価は、今後も安定して推移するでしょう。
ここからは伊藤忠商事の株価を予想して、今後も安定が続く理由について解説していきます。
業績は、右肩上がりで成長中
伊藤忠商事の業績は、長期的に右肩上がりの成長を続けています。
下図に伊藤忠商事における、連結純利益と株価の推移を示します。
連結純利益と株価の推移
伊藤忠商事の業績はこのように、持続的な成長を続けています。
この業績成長に連動する形で、株価の上昇も続いてきました。
この業績成長を維持することができれば、伊藤忠商事の株価は、今後も上昇を続けるでしょう。
積極的な、自社株買いの励行
伊藤忠商事は株主還元の一環として、積極的な自社株買いも継続しています。
下記に伊藤忠商事における、自社株買いの実績推移を示します。
🔹自社株買いの実績
✅16年度:160億円
✅17年度:280億円
✅18年度:680億円
✅19年度:620億円
伊藤忠商事では上記のように毎年、自己株式の取得を続けています。
これにより伊藤忠商事の株価は、高い安定が保たれています。
このような株主還元が継続される限り、同社の株価は、今後も安定して推移するでしょう。
株価指標はかなり割安な水準
伊藤忠商事の株価は上昇が続いていますが、それでも株価はまだ割安な水準です。
下記に伊藤忠商事の「株価指標」について、日経平均との対比を示します。
日経平均 伊藤忠商事
PER (会社予想) 24.9 10.9
PBR (倍) 1.2 1.5
配当利回り(会社予想) 1.7 3.0
株価の指標(2020年12月時点)
最も代表的な株価指標であるPERは、日経平均の40%ほどでしかありません。
配当利回りも、日経平均の2倍近いほどの高水準です。
このように伊藤忠商事の株価は、まだまだ割安な状況にあります。
よって業績をさらに成長させることができれば、伊藤忠商事の株価は、さらに一段と上昇するでしょう。
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今後の株価は、横ばいが続く
このまま一気に上昇しそうな伊藤忠商事の株価ですが、今後は一時的に「横ばい」になると予想します。
その理由は、業績成長の一時的な停滞です。
下図に伊藤忠商事における、業績推移と見通しを示します。
伊藤忠商事(8001)業績推移と見通し
(単位:百万円)
伊藤忠商事の業績は好調で、2期連続で当期利益5,000億円を達成していました。
しかし今後の予想値では21年、22年といずれも、5,000億円には到達しない見通しです。
売上高についても同様に、直近2期を下回る予想となっており、業績成長は一時的にストップする見込みです。
よって業績が再び成長へ転じるまでは、伊藤忠商事の株価は、大きく上昇することはないと予想します。
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まとめ
以上により、今回は伊藤忠商事の「株価」と「配当」について解説し、今後の株価を予想してきました。
ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
🔳伊藤忠商事の株価は配当が魅力【株主還元が高い】
✅株価は右肩上がりで上昇中
✅配当は持続的な増配が続く
✅安定した、高い配当利回り
✅配当性向の段階的な引上げ
✅今後の配当も、増配が続く
🔳伊藤忠商事の株価を予想【今後も安定が続く理由】
✅業績は、右肩上がりで成長中
✅積極的な、自社株買いの励行
✅株価指標はかなり割安な水準
✅今後の株価は、横ばいが続く
伊藤忠商事の株価は、長期的に右肩上がりの上昇を続けています。
同社の株価上昇を支えているのが、配当をはじめとする、株主還元の高さです。
伊藤忠商事の配当は持続的な増配が続いており、配当利回りも3%前後の高配当です。
今後の配当も増配が続く見通しであることから、伊藤忠商事の株価は、引き続き安定して推移するでしょう。
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