お金持ちになりたい。
誰しもが抱く感情でありますが、お金持ちは偶然お金持ちになった訳ではなく、なるべくしてお金持ちとなっています。
多くの人は理解できていませんが、お金持ちはただラッキーだった訳ではありません。
生まれつき大富豪の家に生まれ育った子はたしかにラッキーでしょうが、ここで大事なのはその家系が富豪となったことは決して偶然ではなく、富を築いた理由があるのです。
そこに気づくことさえできれば、どんな人にでもお金持ちになるチャンスはあります。
お金持ちになるには『お金の教養』を養うことが必要です。
宝くじを買ってお金持ちになろうとしている人は、この先を読む必要はありません。
今回は、ごく普通のサラリーマンでも『努力と実力』でお金持ちになる方法について解説していきたいと思います。
サラリーマンがお金持ちになる方法 預貯金では不可能
繰り返しになりますが、お金持ちになるには『お金の教養』が必要となるため、まずはその基礎知識から解説していきます。
普通のサラリーマンがお金持ちになろうと思っても、預貯金でそれを実現することは不可能です。
銀行預金でお金を保有していても、お金はまったく増えないどころか、実質的にはどんどん目減りしてしまうという事実をご存知でしょうか。
これは政府も国策に挙げているインフレ、すなわち物価上昇が要因となります。
物価が上昇すれば、預金しているお金の価値(購買力)が減ってしまうということです。
一昔前であれば100円で買えたジュースが、今では120〜150円もかかるようになりました。
これはすなわち、現金の価値(購買力)が20〜50%も下落したということです。
昔に100万円を預金してとっておいたとしても、今では当時の70〜80万円分の価値しか持たないという事です。
これを俗にインフレと呼び、預金は大きなインフレリスクを負うことになります。
したがって預金ではお金が増えないどころか、むしろどんどん減っていってしまうのです。
これでは貯めても貯めてもお金が増えていかないので、預金をしている限り一生裕福になることはありません。
これが、一般的な日本人の典型的なパターンです。
お金持ちは皆『お金の教養』を備えており、このような事は当然知っているため、決して預金を好みません。
預金で富豪になることなど、ほぼ不可能なのです。
この辺りについては別記事の投資をしないリスク【インフレの猛威に潜む預金のリスク】でも詳しく解説していますので、あわせて参照ください。
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サラリーマンがお金持ちになる方法 勉強と倹約で土台を作る
普通のサラリーマンが富を築くには結論からいうと、涙ぐましい努力を長期に渡り続ける必要があります。
普通のサラリーマンが短期間でいきなり富を築くことは困難です。
そんな方法も無くはないかもしれませんが、超高リスクの投資手法などは普通のサラリーマンには現実的ではないため、ここでは紹介しません。
ここで紹介する手法は『努力と実力』で誰にでも実現可能な手法のみを紹介します。
努力をする気のない人は、宝くじ売場や競馬場へどうぞ。
普通のサラリーマンが富を築くには、下記のような努力を長期に渡り続ける必要があります。
サラリーマンがお金持ちになる方法
✅勉強を続ける
✅倹約を続ける
✅投資を続ける
✅収入を増やす
まずは富を築くための土台作りとして、お金についての『勉強』と『倹約』を習慣化し継続することが重要となります。
勉強を続ける
富を築くには『お金の教養』を正しく身につけることが不可欠です。
そのためには勉強が欠かせません。
人生は常に勉強です。
ところが日本人はとにかく、お金の勉強をしません。
投資や資産運用もしません。
そういう文化の国なのです。
政府は今も昔も労働と納税を忠実に繰り返してくれるサラリーマンを大量生産する教育を行っているため、お金の教育は決して行いません。
国民が『お金の教養』を高めてしまえばサラリーマンになる人が減って節税する国民が増え、税収が激減してしまうためです。
日本ではこのような状況なので、逆にお金の勉強をする人にとっては、大きなチャンスとなります。
多くの国民が『勉強しない』ので、普通のサラリーマンでも努力を惜しまず勉強を継続することさえできれば、簡単に一歩秀でることができ、一気にお金持ちになるチャンスを得ることができるのです。
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倹約を続ける
普通のサラリーマンがお金持ちになるためのファーストステップとして『倹約』は必須要件となります。
収入が平均的なレベルにも関わらず浪費が激しかったら、富を築けるはずがありません。
これは当然ですよね。
普通のサラリーマンが資産を作るための初期段階では、まず『お金の教養』を学び、お金を大切にしながら『倹約』を続けることが大切です。
勉強と倹約、とても地道な作業ですが、まずはこれらの習慣化が富を築くための大切な基礎となります。
これらの基礎を自分の中にしっかりと構築することができれば、お金を貯蓄することのできる体質になります。
この最初の土台作りが大切で、このステップをクリアしないと次のステップに進んでも富を築くことはできません。
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サラリーマンがお金持ちになる方法 資産運用を始める
前述した自分の土台作りができたら、いよいよ資産形成のスタート、第一歩を踏み出すことができます。
倹約が身についていれば、お金を貯められる体質ができてきます。
ここで生まれる毎月の貯蓄を投資・資産運用に廻していきます。
投資手法は比較的リターンの大きい『株式投資』がおすすめです。
株式投資といっても初心者にはインデックスファンドなどの投資信託やETFでも十分で、これらであれば難しい分析や銘柄選定などは一切不要です。
肝心なのはそれらの投資対象にコツコツと長期で投資を続けることです。
途中で売却してしまったり、継続していた投資を止めたりしないことです。
相場が良い時も悪い時もじっと我慢して、長期で投資を続けることが重要となります。
長期の『複利』投資が基本
株式投資には『複利』という手法を用いることで、元本を飛躍的に増やすことが可能となります。
これは定期的に貰える配当金を毎回再投資することで、利子に利子をつけ続け、雪だるま式に元本を大きくしていく手法です。
この『複利』の効果についてはあのアインシュタインが『人類最大の発明』『宇宙で最も偉大な力』とまで評した事で有名であり、時間を味方につけて長期で取り組むことにより、信じられないほど元本を大きくすることが可能となります。
お金持ちになるには『倹約』しながら少しでも多くのお金を捻出し、これを全てひたむきに『投資』に廻すことです。
倹約し、投資する、これをひたすら繰り返すことです。
これを長期で実行することができれば、投資額も塵も積もれば山となって元本もそれなりに積み上がり、さらに長期の『複利』効果で元本が雪だるま式に増えていき、数十年規模で実行すれば信じられないほどの富を築くことができます。
100万円の複利運用効果(利率別)
上の図表は元本100万円を複利運用した場合の結果を、運用期間と利率別に示したものです。
運用利率は投資手法によって異なりますが、私は株価の上昇と配当再投資の複利を併せて年利8%を目標に設定しています。
年利8%で運用ができれば元本が10年で2倍、20年で5倍、30年で10倍にまで膨らみます。
すごい威力ですよね。
これがアインシュタインをも驚愕させた複利の偉大な力です。
『お金の教養』を正しく学んで努力を惜しまず、時間を味方につけながら長期投資を続けることができれば、富を築くことは誰にでも実現可能となるのです。
この辺りの手法については別記事の『株式投資 絶対に負けない『長期×複利』投資法』にて詳しく解説していますので、あわせて参照ください。
株式投資をはじめるには
株式投資の始め方ですが、今はネット証券のサービスがかなり充実してきており、スマートフォンなどからのインターネットで手軽に投資することができるので、おすすめです。
ネット証券であれば手数料も格段に安く、投資信託なら100円からでもクリックだけで手軽に少額投資することができるので、初心者にも安心でおすすめです。
ネット証券であれば利用登録もインターネットで手軽に申請でき、口座開設を含め初期費用もすべて無料なので、これを機に無料登録をして、まずは100円からでも投資してみることをおすすめします。
証券会社は国内シェア1位のSBI証券か2位の楽天証券がおすすめで、私自身もこの2社を愛用しており、このいずれかを選んでおけば十分です。
この辺りについては別記事の『初めての株式投資 初心者向けの始め方をやさしく解説』にて詳しく解説していますので、あわせて参照ください。
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サラリーマンがお金持ちになる方法 不動産で富を築く
ここまででお金の勉強、倹約、そして株式投資について解説してきました。
数年かけてここまでのステップを踏んでくれば『お金の教養レベル』が一般の人よりもかなり高くなっているはずです。
そしてここから先の壁を突破するには、中級レベルの投資に挑戦することが必要となります。
それが不動産投資です。
富を築くのに『不動産』は必須です。
資産家の多くが、不動産で富を築いています。
銀行からの融資でレバレッジをかける
不動産投資は銀行から融資を受けて投資することのできる唯一の投資手法といえます。
株を買う用途では融資を受ける事はできませんが、不動産を買う用途であればお金を貸してくれるのです。
これは他の投資には無い大きな魅力で、逆を返せば、金融機関にとってはそれだけ不動産事業に対し信頼度が高いといえます。
普通のサラリーマンでも、不動産を購入するのに銀行から融資を受けることができます。
公務員やサラリーマンという属性は融資を受ける上で大きな武器となり、勤続実績と安定収入という点で金融機関から信用があります。
私もごくごく普通のサラリーマンですが、現在不動産での借り入れ残高が1億円を超えています。
不動産で融資を受ける時だけはサラリーマンを続けてきて良かったと思える唯一の瞬間です。
融資を受けて投資ができるということは言い換えると、自分の能力(資産力)を大きく超える投資ができるということで、投資にレバレッジをかけることができます。
例えば、条件によっては500万円の初期費用で1億円の物件を買うことも可能であり、この場合には20倍ものレバレッジをかけて投資をすることになります。
このようにレバレッジをかけて投資規模を大きくすることにより、他の投資ではできないほどの規模拡大のチャンスを得ることができるのです。
不動産をタダで手に入れる
さらに借り入れローンの返済は入居者から徴収する家賃収入の中から行うため、投資家が身銭を切ることはほとんどありません。
これはつまり、銀行からの融資で資産を手に入れて、そのローンはあなたの代わりに入居者がせっせと返済してくれる、つまり投資家は自らが出資する必要がほとんどなく、実質的にタダで資産を手に入れられるのです。
これが、お金持ちの駆使する『お金の教養』です。
そしてローンの返済が終われば、その不動産の100%があなたの資産として残ります。
特に立地の良い土地や面積の大きい土地の場合にはそれだけ金額も大きくなるので、非常に大きな資産として残り、返済が終われば無借金で保有することができます。
お金持ちはこの『お金の教養』を最大限に活かし、銀行から融資を受けてタダで不動産を手にし、運用しながら返済を済ませ、実質的にタダで手に入れた土地を長期で保有することで富を築いています。
不動産を活用し長期で資産を形成する
不動産はその歴史をみると、保有しているだけでも長期的に資産価値がどんどん上昇する可能性の高い、非常に魅力的な投資手法です。
下図は東京都区部における1959年から60年間の家賃推移です。
これによると、この60年間の間に東京都の家賃は約30倍にまで上昇したことになります。
家賃が上昇したということは、すなわち不動産の価値が上昇したということになります。
1959年からの家賃推移(東京都区部)
さすがに1990年代のバブル崩壊以降には長いデフレ不況に陥ったため、直近20年間では横ばいで推移していますが、そのデフレからももう間もなく脱却しようとしています。
現在政府は国策として毎年2%の物価上昇を目標に掲げさまざまな金融政策を実行し、インフレを引き起こそうと試行錯誤しています。
既に先行して米国のインフレはかなり進行しているため、日本にも遅れてインフレの波が押し寄せる可能性は十分高いといえます。
日本で本格的なインフレを迎えた時には、地価や家賃が軒並み上昇し、不動産の価値が格段に上昇することになります。
その時には不動産を持っていた人だけが、大きな富を得ることができます。
例えば1億円の不動産を全額融資で購入したとします。
その後急速にインフレが進み、10年の間に物価が1.5倍にまで上昇したとします。
すると1億円で買った不動産は、1億5千万円の価値を持つようになります。
したがって銀行からの融資で取得した不動産でも、売却すれば5千万円もの利益を生むことができるのです。
少し極端な例ですが、決してあり得ないことではなく、過去には実際に起きている現象になります。
したがって不動産を保有して、長期でじっくりとインフレを待てば、自ずと富を築くことができるのです。
お金持ちがどうしてお金を持っているのか、分かって頂けたでしょうか。
お金の教養を有する富裕層達は皆、この仕組みをよく知っているのです。
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まとめ
以上により、今回は『普通のサラリーマンがお金持ちになる方法』について解説させて頂きました。
今回は壮大なテーマのため長文の記事となってしまいましたが、はっきり申し上げて『お金持ちになる』にはこの程度の学習ではまだまだ全然足りません。
富を築くには『お金の教養』を正しく身につけることが不可欠で、そのためには勉強が欠かせない、ということを繰り返しお伝えしてきましたが、まずは関連書籍で10冊以上の本を読破する必要があるでしょう。
数ヶ月間をかけて、まずはそこまでの勉強ができれば、本記事で解説している内容の本質も理解できるようになります。
またそこまで勉強が進めば、自分の中でも確実に意識の変化が芽生え、点と点がつながっていき、勉強を始める前と比べ全く違う景色が見えるようになるでしょう。
まずはそこまで到達することが、お金持ちになるための第一歩となります。
是非とも皆さんもお金の教養を学び、人生を豊かにしてきましょう。
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