はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は「トヨタの株価」を予想しながら、長期的に上昇を続ける4つの理由を解説していきたいと思います。
🔳トヨタの株価を予想【長期的に上昇する4つの理由】
✅長期的には右肩上がりで上昇
✅トヨタの株価は、かなり割安
✅トヨタは、配当利回りが高い
✅コロナの影響も最小限
🔳トヨタの株価を予想【短期的には我慢の時期】
✅コロナで当面は我慢の時期
✅減配となれば暴落のリスク
「トヨタの株価は、今後どうなるのかな・・・」
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。
【結論】短期的には横ばいが続きますが、長期的には上昇が続くでしょう。
トヨタの株価は、コロナの影響で短期的には横ばいが続きますが、それも1~2年の話でしょう。
トヨタは日本を代表するトップ企業であり、これまでの歴史の通り、長期的には必ず上昇を続けます。
今回は「トヨタの株価」を予想しながら、長期的に上昇を続ける4つの理由を解説していきたいと思います。
トヨタの株価を予想【長期的に上昇する4つの理由】
それでは、トヨタの株価について予想していきましょう。
まずは「トヨタの株価」が長期的に上昇を続ける、4つの理由を解説していきます。
①長期的には右肩上がりで上昇
トヨタ自動車(7203)は1937年に設立、1949年に上場された、歴史ある企業です。
トヨタの株価は、長期的に、右肩上がりの成長を続けてきました。
下図に、同社の30年間における株価チャートを示します。
トヨタ自動車(7203)30年チャート
これを見れば、短期的な下落はあるものの、長期的には右肩上がりの上昇を続けていることが分かります。
トヨタの株価は、この30年間で、5倍にまで上昇しているのです。
また下図は、直近5年間における売上高の推移です。
売上高の推移
(単位:十億円)
この売上高の推移でも、少しずつですが、右肩上がりの上昇傾向にあります。
このようにトヨタ自動車は、着実に成長を続けることのできる優良企業です。
よって長期的に見れば、この成長は今後も続くことが予想されます。
②トヨタの株価は、かなり割安
トヨタの株価は、コロナ禍で下落したこともあり、かなり割安な水準です。
下記はトヨタの株価指標を、日経平均と対比したものです。
日経平均 トヨタ自動車
PER (倍) 20.2 9.4
PBR (倍) 1.1 0.9
配当利回り(%) 2.1 3.2
株価の指標(2020年8月時点)
これによるとトヨタのPER=9.4は、日経平均と比べ半分以下の水準です。
またPBRについても0.9倍と低く、かなり割安な水準にあります。
これらはコロナによる業績悪化が織り込まれ、株価が下落したために、株価が割安となっている状況です。
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③トヨタの株は、配当利回りが高い
トヨタの株は、株価が割安となったことで、配当利回りも高まっています。
20年8月時点で、トヨタの配当利回りは3.2%と、かなりの高配当株となっています。
下図にトヨタ自動車における、配当金の推移を示します。
配当金の推移
このようにトヨタ自動車の配当金は、長期的に安定して推移しています。
今後はコロナの影響が心配されますが、安定した配当を維持することができれば、トヨタの株価は再び上昇していくでしょう。
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④コロナの影響も最小限
トヨタは持ち前の実力をフルに発揮し、このコロナ禍の厳しい状況のなかでも、しっかりと黒字を確保しています。
トヨタの20年4-6月期の純利益は、15.8億円の黒字となりました。
同じ自動車業界では、ホンダや日産、三菱自動車など、ほとんどの企業が大赤字を計上しているので、これは異例です。
21年3月期の通期予想でも、大幅な減益とはなるものの、何とか黒字を確保する予想が発表されています。
当期利益の見通し
(単位:億円)
コロナ禍の厳しい市況のなかでも、しっかりと黒字を確保できるのは、トヨタの強靭な実力です。
このコロナ危機を乗り越えた後には、トヨタは再び大きな利益を生み出すでしょう。
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トヨタの株価を予想【短期的には我慢の時期】
ここまで、トヨタの株価が長期的に上昇する理由について解説してきました。
しかし、短期的な見通しとなれば、話は別です。
トヨタの株価は、短期的には軟調に推移し、我慢の時期が続くでしょう。
コロナ禍で、当面は我慢の時期
いくらトヨタといえど、コロナの影響で、しばらくの間は業績の成長が止まります。
下図は四季報による、トヨタの業績推移と見通しです。
トヨタ自動車(7203)業績推移と見通し
ここには22年3月期までの業績予想が示されていますが、売上も利益も、コロナ前の水準には戻らない見通しです。
これが本当ならば、コロナ前の水準を回復するには、3年以上を要することになります。
よって、これから1~3年の短期的な見通しでは、株価は軟調に推移し、横ばい圏が続くことが予想されます。
減配となれば暴落のリスク
トヨタの株価で、唯一のリスクとなるのが、配当金の減配です。
先ほどの四季報による配当の予想値では、1株当たり80~220円と、大きな範囲での予想となっています。
これはつまり、配当が維持される期待もある一方で、大きな減配となる可能性もある、ということです。
コロナによる世界情勢しだいで、もしも配当が80円のような水準まで大きく減配された場合には、失望の売りが広まります。
その時には短期的とはいえ、株価は一時的に大きく下落する可能性があるでしょう。
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まとめ
以上により、今回は「トヨタの株価」を予想しながら、長期的に上昇を続ける4つの理由を解説させて頂きました。
ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
トヨタの株価を予想【長期的に上昇する4つの理由】
✅ ①長期的には右肩上がりで上昇
✅ ②トヨタの株価は、かなり割安
✅ ③トヨタは、配当利回りが高い
✅ ④コロナの影響も最小限
【結論】短期的には横ばいが続きますが、長期的には上昇が続くでしょう。
トヨタの株価は、歴史的に右肩上がりの上昇を続けてきました。
コロナの影響で、短期的には上昇は止まりますが、それでも長期的に見れば、必ず上昇基調は続きます。
よってトヨタの株価は、3年もすれば、再び上昇トレンドへと移行するでしょう。
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