はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は「富士通の株価」を予想して、今後も上昇する4つの理由を解説していきたいと思います。
🔳富士通の株価を予想【株価・業績が上昇した理由】
✅株価は2年で3倍に急騰
✅直近2期連続で大幅増益
✅コロナ禍でも過去最高益
✅配当の増配が続いている
🔳富士通の株価を予想【今後も上昇する4つの理由】
✅今後も増収・増益が続く
✅配当の増配も続く見通し
✅株価はまだ割高ではない
✅ITサービスでは国内1位
「富士通の株価は、今後どうなるかな・・・」
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。
【結論】富士通の株価は、今後も持続的な上昇を続けます。
同社の業績は2期連続の大幅増益が続き、コロナ禍でも過去最高益を更新しました。
今後も「増収・増益・増配」が続く見込みで、株価は引き続き上昇を続けるでしょう。
今回は「富士通の株価」を予想して、今後も上昇する4つの理由を解説していきたいと思います。
富士通の株価を予想【株価・業績が上昇した理由】
それでは「富士通の株価」について、予想していきましょう。
まずは同社における株価と業績の、現状から整理していきましょう。
株価は2年で3倍に急騰
富士通の株価は、この数年で急速な上昇を続けています。
下図に直近10年間における、富士通の株価チャートを示します。
富士通(6702)株価チャート_10年
上図の通り、富士通の株価は、持続的に右肩上がりの上昇を続けています。
特に2019年からは、たったの2年間で株価が3倍に急騰しました。
ではこの株価の急騰は、果たして何が要因となったのでしょうか?
直近2期連続で大幅増益
富士通の株価が高騰した要因は、業績の急成長にあります。
下図に富士通における、純利益の推移を示します。
富士通(6702)純利益の推移
上図の通り、富士通の純利益は、2期連続の大幅増益が続いています。
コロナ禍で多くの企業が低迷するなか、同社の業績は大幅増益を続けています。
この業績の目覚ましい成長が、株価を急騰させた要因といえます。
コロナ禍でも過去最高益
富士通の業績は大幅増益を続け、21年3月期には、過去最高益に達しました。
下図に、富士通の業績推移を示します。
富士通(6702)業績推移と見通し
(四季報 21年6月18日更新)
富士通における21年3月期の純利益は2,027億円と、過去最高益に達しました。
また営業利益も純利益も、2年間で2倍に急増していることが分かります。
コロナ禍でも業績を大きく躍進させたことで、株価は急速な上昇を続けています。
配当の増配が続いている
富士通の配当金は、持続的な連続増配を続けています。
下図に同社における、配当金の実績推移を示します。
富士通(6702)配当金の推移
(単位:円)
上図の通り、利益の増益に連動し、配当金も毎年の連続増配を続けています。
また増配のペースも凄まじく、配当が3年で2倍近くとなる、急速な増配が続いています。
このように連続増配が続いたことで、富士通の株価は急速な上昇を続けています。
富士通の株価を予想【今後も上昇する4つの理由】
ここまで富士通の、株価と業績の現状について整理してきました。
そして富士通の株価は、今後も持続的な上昇を続けます。
以下に株価が上昇する4つの理由について、1つずつ解説していきましょう。
今後も増収・増益が続く
富士通の業績は、今後も増収・増益が続く見込みです。
下図に、富士通の業績推移と見通しを示します。
富士通(6702)業績推移と見通し
(単位:百万円)
上図には会社予想に加え、23年3月期までのコンセンサス予想が示されています。
これによれば富士通の業績は、今後も2期連続で増収・増益が続く見通しです。
予想通りに増収・増益が続けば、株価も引き続き上昇を続けるでしょう。
配当の増配も続く見通し
富士通の配当金は、今後も持続的な増配が続く見込みです。
下記に同社における、配当金の推移と見通しを示します。
配当金の推移と見通し
17年3月期 | 90円 |
18年3月期 | 110円 |
19年3月期 | 150円 |
20年3月期 | 180円 |
21年3月期 | 200円 |
22年3月期(予想) | 220円 |
23年3月期(予想) | 220~240円 |
上記には四季報による、23年3月期までの予想値も示しています。
これまで連続増配が続いていますが、今後も22年3月期、23年3月期と増配が続く見込みです。
このような形で連続増配が続く限り、富士通の株価は上昇を続けるでしょう。
株価はまだ割高ではない
富士通の株価は直近で大きく上昇しましたが、まだ決して割高ではありません。
下記に富士通の株価指標について、日経平均との対比を示します。
株価の指標(2021年9月時点)
日経平均 | 富士通 | ||
PER(会社予想) | 倍 | 13.5 | 20.2 |
PBR | 倍 | 1.2 | 2.9 |
配当利回り | % | 2.0 | 1.1 |
たしかに富士通の株価は、上記の指標すべてにおいて、平均値よりは割高です。
しかし同社ほどの業績成長を続けている企業にとっては、これくらいの数値は妥当な水準です。
先述した通り、富士通は今後も業績成長を続けることが確実です。
よって今後の企業成長を鑑みれば、株価はまだ決して割高ではないでしょう。
ITサービスでは国内1位
富士通のITサービスは、国内でNo.1のシェアを誇ります。
下図に国内のITサービス業における、売上高の比較を示します。
国内ITサービス売上高
(単位:億円)
このように富士通の業界シェアは、断トツで首位の座を維持しています。
コロナ禍でテレワークやリモートなどのIT需要が高まっており、この流れは今後も続く見込みです。
不動の業界首位に位置する富士通への需要は、今後も益々高まることでしょう。
まとめ
以上により、今回は「富士通の株価」を予想して、今後も上昇する4つの理由を解説させて頂きました。
ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
🔳富士通の株価を予想【株価・業績が上昇した理由】
✅株価は2年で3倍に急騰
✅直近2期連続で大幅増益
✅コロナ禍でも過去最高益
✅配当の増配が続いている
🔳富士通の株価を予想【今後も上昇する4つの理由】
✅今後も増収・増益が続く
✅配当の増配も続く見通し
✅株価はまだ割高ではない
✅ITサービスでは国内1位
【結論】富士通の株価は、今後も持続的な上昇を続けます。
同社の業績は2期連続の大幅増益と好調で、株価も急速な上昇を続けています。
今後も増収・増益が続くことが確実で、配当金の連続増配も続いていく見込みです。
予想通りに「増収・増益・増配」が続けば、株価は引き続き上昇を続けるでしょう。