キーエンスの株価を予想!上昇が続く5つの理由

キーエンスの株価を予想!上昇が続く5つの理由

 

はじめまして、投資家の関原大輔@sekihara_d)です。

今回は「キーエンスの株価」を予想して、上昇が続く5つの理由を解説していきたいと思います。

 

株の先生

 

🔳キーエンスの株価を予想【上昇が続く5つの理由】

✅株価が10年で15倍に急上昇

✅配当の連続増配が続いている

✅今後も増収・増益が続く予定

✅コロナ禍に強いビジネス形態

✅日経平均銘柄への採用が決定

 

🔳キーエンスの株価を予想【投資するリスクとは?】

✅株価はやや割高で、要警戒

✅今後は一時的な下落が必至

✅単元の購入金額が高すぎる

 

キーエンスの株価は、今後どうなるかな・・・

今回は、そんな疑問にお答えしていきます。

 

キーエンスの株価が気になる

 

【結論】キーエンスの株価は、長期で上昇が続くものの、一時的な下落は必至です。

同社の業績は、今後も大幅な増収・増益が確実で、株価も長期的な上昇を続ける見込みです。

しかし直近の株価が急速に上昇しすぎたため、一時的な下落には警戒が必要でしょう。

今回は「キーエンスの株価」を予想して、上昇が続く5つの理由を解説していきたいと思います。

 


 

キーエンスの株価を予想【上昇が続く5つの理由】

キーエンスの株価を予想【上昇が続く5つの理由】

 

それでは「キーエンスの株価」について、予想していきましょう。

【結論】キーエンスの株価は、右肩上がりの上昇が続いていて、今後も上昇を続けます。

以下に株価が上昇を続ける5つの理由について、1つずつ解説していきましょう。

 

株価が10年で15倍に急上昇

キーエンスの株価は、この10年で急速な上昇を続けています。

下図に直近10年間における、キーエンスの株価チャートを示します。

 

キーエンスの株価チャート_10年

キーエンス(6861)株価チャート_10年

 

キーエンスの株価は上図の通り、持続的に右肩上がりの上昇を続けています。

同社の株価は直近10年間で、なんと15倍以上に上昇しています。

ではこの急速な上昇は、果たして何が要因となったのでしょうか?

以下に、詳しく検証していきましょう。

 

配当の連続増配が続いている

キーエンスの配当金は、毎年の連続増配を続けています。

下記に同社における、配当金の実績推移を示します。

 

キーエンス(6861)配当金の推移

16年6月期 12.5円
17年3月期 37.5円
18年3月期 50円
19年3月期 100円
20年3月期 150円
21年3月期 200円

 

キーエンスの配当金はこのように、毎年の連続増配を続けています。

特に増配のペースも凄まじく、19年3月期には、前期比で2倍に増配されました。

その後も直近2年間で、さらに2倍に増配されています。

このような連続増配が続いたことで、同社の株価は急速な上昇を続けています。

 

 

今後も増収・増益が続く予定

キーエンスの業績は、今後も増収・増益が続く見込みです。

下図に、キーエンスの業績推移と見通しを示します。

ここには、23年3月期までの業績予想値が示されています。

 

キーエンス(6861)業績推移と見通し

キーエンスの業績推移と見通し

(四季報 21年6月18日更新)

 

同社の22年3月期の業績予想では、売上・利益ともに、大幅な増収・増益が見込まれています。

またその後の23年3月期においても、さらなる増収・増益が予想されています。

このような形でキーエンスの業績は、今後も増収・増益が続くことが確実です。

予想通りの業績成長が続けば、株価は引き続き上昇を続けるでしょう。

 

 

コロナ禍に強いビジネス形態

キーエンスの事業は、コロナ禍の影響を受けにくい点も強みとなりました。

下図に同社における、売上高と純利益の推移を示します。

 

キーエンス(6861)売上高の推移

キーエンス_売上高の推移

 

キーエンス(6861)純利益の推移

キーエンス_純利益の推移

 

同社の業績は18年3月期から大きく上昇して以降、安定した推移を続けています。

コロナ禍となった直近の21年3月期においても、大きな影響はありませんでした。

最近では「コロナの影響を受けにくい」銘柄が、投資家から買われやすい傾向にあります。

このような背景も、キーエンスの株価を上昇させた要因といえるでしょう。

 

 

日経平均銘柄への採用が決定

新たなニュースとして、キーエンスは日経平均株価を構成する225銘柄に採用されることが決まりました。

2021年10月の算出から、採用されることが発表されています。

このニュースが発表されたのは、21年9月6日のことでした。

新たな追い風も加わることで、同社の株価は、今後もさらなる上昇を続けるでしょう。

 

キーエンスの株価を予想【投資するリスクとは?】

キーエンスの株価を予想【投資するリスクとは?】

 

ここまで「キーエンスの株価」が上昇を続ける理由について解説してきました。

では果たして同社への投資に、リスクはないのでしょうか?

【結論】キーエンスの株価は、短期間で急速に上昇したため、一時的な下落は必至です。

以下に同社の株へ投資するリスクについて、3つの項目を解説してきます。

 

株価はやや割高で、要警戒

キーエンスの株価は、短期間で急速に上昇したため、やや割高な水準にあります。

下記に同社の株価指標について、日経平均との対比を示します。

 

株価の指標(2021年9月時点)

日経平均 キーエンス
PER(会社予想) 13.9 67.8
PBR 1.3 9.2
配当利回り 1.9 0.3

 

22年3月期は大幅増益の予想となっていますが、それでも予想PERは67.8倍に達しています。

なお21年3月期からの実績PERでは、実に90倍を超えています。

これは平均値と比べると、株価が6倍以上も割高であることを意味しています。

またPBRは平均より7倍も高く、配当利回りも平均より6倍も低い水準にあり、株価はやや割高です。

 

今後は一時的な下落が必至

このようにキーエンスの株価は、やや割高な水準に達しています。

これは株価が短期間で上昇しすぎたためであり、今後は一時的な下落が必至です。

下図にもう一度、直近10年間の株価チャートを示します。

 

キーエンスの株価チャート_10年

キーエンス(6861)株価チャート_10年

 

冒頭でも解説した通り、同社の株価は直近10年間で、15倍以上に達しています。

これを利回りに換算すると、直近10年の平均利回りは、年利30%を超えています。

これはあまりにもハイペースであり、今後は一時的な調整下落を伴うでしょう。

 

単元の購入金額が高すぎる

キーエンスの株価は、直近で大きく高騰したため、最低購入金額が高額です。

株主となるには最低100株で700万円以上が必要となる、超高額銘柄となっています。

仮に単元未満株を使っても、1株でも7万円以上の資金が必要になります。

投資額が大きくなればリスクも高まるので、中・上級者向けの銘柄といえるでしょう。

 

まとめ

以上により、今回は「キーエンスの株価」を予想して、上昇が続く5つの理由を解説させて頂きました。

ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。

 

🔳キーエンスの株価を予想【上昇が続く5つの理由】

✅株価が10年で15倍に急上昇

✅配当の連続増配が続いている

✅今後も増収・増益が続く予定

✅コロナ禍に強いビジネス形態

✅日経平均銘柄への採用が決定

 

🔳キーエンスの株価を予想【投資するリスクとは?】

✅株価はやや割高で、要警戒

✅今後は一時的な下落が必至

✅単元の購入金額が高すぎる

 

【結論】キーエンスの株価は、長期で上昇が続くものの、一時的な下落は必至です。

同社は今後も大幅な増収・増益が続くことが確実であり、株価は長期的な上昇を続けます。

しかし直近の上昇ペースがあまりにも早かったため、今後は一時的な調整下落に入るでしょう。

よって今後は一時的な下落に入った後、再び長期的な上昇トレンドへと向かうことでしょう。