はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は「NECの株価」を予想して、今後も上昇を続ける5つの理由を解説していきたいと思います。
🔳 NECの株価を予想【直近は業績も株価も急拡大】
✅この10年で株価は大幅上昇
✅直近は2期連続の大幅増益
🔳 NECの株価を予想【今後も上昇する5つの理由】
✅売上は今後も増収傾向が続く
✅利益も長期的には上昇傾向に
✅配当の連続増配が続いている
✅株価はまだ決して割高でない
✅2025年までに売上3.5兆円に
🔳 NECの株価を予想【投資するリスクは2つだけ】
✅今後、短期的な下落はあり得る
✅最低購入額の高さがデメリット
「NECの株価は、今後どうなるかな・・・」
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。
【結論】NECの株価は、今後も長期的な上昇を続けます。
NECの業績は急拡大を続けており、今後も持続的な成長が続く見込みです。
配当金の連続増配も続いており、株価は引き続き、長期的な上昇を続けるでしょう。
今回は「NECの株価」を予想して、今後も上昇を続ける5つの理由を解説していきたいと思います。
NECの株価を予想【直近は業績も株価も急拡大】
それでは「NECの株価」について、予想していきましょう。
まずはNECにおける、株価と業績の現状から整理していきましょう。
この10年で株価は大幅上昇
NECの株価は、この10年間で大きな上昇を遂げました。
下図に直近10年間における、NECの株価チャートを示します。
日本電気(6701)株価チャート_10年
2012年には1,000円まで下落していた株価ですが、直近では6,000円を超えるまでに上昇しました。
この10年間で、NECの株価は6倍以上に高騰したのです。
ではこの株価の大幅上昇は、果たして何が要因となったのでしょうか。
直近は2期連続の大幅増益
NECの株価が高騰した要因の一つが、業績の成長です。
下図に、NECの業績推移を示します。
日本電気(6701)業績推移と見通し
日本電気(6701)純利益の推移
(単位:億円)
図下にはNECにおける、純利益の推移を示しています。
このようにNECの純利益は、直近2期で大幅な増益となりました。
コロナ禍によるテレワーク需要の急増を含め、企業のDX化が一気に加速したためです。
このようにNECにおける現在の状況は、株価も業績も絶好調の状況といえるでしょう。
NECの株価を予想【今後も上昇する5つの理由】
ここまでNECにおける、株価と業績の現状について整理してきました。
そしてNECの株価は、今後も持続的な上昇を続けます。
以下に株価が上昇を続ける5つの理由について、1つずつ解説していきましょう。
売上は今後も増収傾向が続く
NECの売上高は、今後も増収の傾向が続く見込みです。
下図に、NECの業績推移と見通しを示します。
日本電気(6701)業績推移と見通し
(単位:百万円)
上図には会社予想に加え、アナリストによるコンセンサン予想値も示されています。
今後の見通しにおいても、売上高は少しずつ増収を続ける見込みとなっています。
このような形で少しずつ業績成長が続くことで、株価も持続的な上昇を続けるでしょう。
利益も長期的には上昇傾向に
NECの業績は利益についても、長期的な上昇傾向が続いています。
下図に直近10年間における、純利益の推移を示します。
日本電気(6701)純利益の推移
NECでは純利益についても、長期的な右肩上がりの成長が続いています。
先述した通り、直近はコロナ禍による急激な需要増があり、業績を大きく伸ばしました。
引き続き企業のDX化が進むことは確実であり、今後も持続的な成長が見込めるでしょう。
配当の連続増配が続いている
NECでは業績の成長に連動し、配当金の連続増配が続いています。
下記にNECにおける、配当金の推移と見通しを示します。
配当金の推移と見通し
19年3月期 | 40円 |
20年3月期 | 70円 |
21年3月期 | 90円 |
22年3月期(予想) | 100円 |
23年3月期(予想) | 100~110円 |
NECの配当は毎年の増配を続けており、直近2年間で、配当は2倍以上に増配されました。
そして今後の予想値においても、引き続き増配が続いていく見通しです。
配当金の連続増配が続くことは、株主にとっては大きな魅力です。
このような形で増配が続いていけば、NECの株価は、今後も持続的な上昇を続けるでしょう。
株価はまだ決して割高でない
NECの株価は、この数年で大きく上昇しましたが、まだ決して割高ではありません。
下記にNECの株価指標について、日経平均との対比を示します。
株価の指標(2021年10月時点)
日経平均 | NEC | ||
PER(会社予想) | 倍 | 14.2 | 25.5 |
PBR | 倍 | 1.3 | 1.3 |
配当利回り | % | 1.9 | 1.6 |
ここで一見、平均値と比べてしまえば、株価はやや割高に見えるかもしれません。
しかしNECでは株価・業績・配当が、現在も右肩上がりでの成長を続けています。
よって今後の成長を鑑みれば、株価はまだ決して割高ではありません。
今後の業績成長や配当の増配が続く限り、株価はまだ上昇を続けるでしょう。
2025年までに売上3.5兆円に
NECでは2025年度までに、売上高を3.5兆円まで拡大させる計画です。
下図にNECが公表している「2025中期経営計画」の一部を示します。
20年度の売上高は3兆円なので、25年度までに17%増、約5,000億円の売上を増大させる計画です。
今後は5GやDXといった成長事業を拡大させ、業績を成長させる戦略が示されています。
コロナ禍もあってIT事業の成長は、今後もますます拡大する可能性が高いです。
社会のDX化が加速することで、NECの業績は、今後も持続的な成長を続けるでしょう。
NECの株価を予想【投資するリスクは2つだけ】
ここまで、NECの株価が上昇する5つの理由を解説してきました。
ではNECの株へ投資する上で、リスクやデメリットはないのでしょうか?
最後に投資するリスクについて、2つだけ取り上げておきましょう。
今後、短期的な下落はあり得る
NECの株価は長期的な上昇が予想されるものの、短期的には下落する可能性があります。
今後は一時的に、利益が大幅減益となるためです。
下記にNECにおける、純利益の推移と見通しを示します。
純利益の推移と見通し
19年3月期 | 40,195百万円 |
20年3月期 | 99,967百万円 |
21年3月期 | 149,606百万円 |
22年3月期(予想) | 67,000百万円 |
23年3月期(予想) | 93,000百万円 |
直近の20~21年3月期は、コロナ禍による急激な需要増により、純利益が大幅増益となりました。
その反動で22年3月期の業績予想では、大幅減益となることが必至です。
この面がネガティブに捉えられ、株価は一時的に下落する可能性があります。
株価は長期的な上昇が予想されるものの、一時的な下落には警戒する必要があるでしょう。
最低購入額の高さがデメリット
NECの株へ投資する、唯一のデメリットといえるのが、購入金額の高さです。
NECの株主となるには、最低100株で60万円以上が必要となる、高額投資がデメリットといえます。
個人投資家が1つの銘柄へ、60万円もの投資をするのは困難ですよね?
投資額が大きくなれば、その分リスクも高まるでしょう。
まとめ
以上により、今回は「NECの株価」を予想して、今後も上昇を続ける5つの理由を解説させて頂きました。
ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
🔳 NECの株価を予想【直近は業績も株価も急拡大】
✅この10年で株価は大幅上昇
✅直近は2期連続の大幅増益
🔳 NECの株価を予想【今後も上昇する5つの理由】
✅売上は今後も増収傾向が続く
✅利益も長期的には上昇傾向に
✅配当の連続増配が続いている
✅株価はまだ決して割高でない
✅2025年までに売上3.5兆円に
🔳 NECの株価を予想【投資するリスクは2つだけ】
✅今後、短期的な下落はあり得る
✅最低購入額の高さがデメリット
【結論】NECの株価は、今後も長期的な上昇を続けます。
コロナ禍もあってIT、5G、DXといったテクノロジーは、今後も急速な成長が必至です。
今後も売上高の増収、配当の増配と、業績の成長が続く見込みです。
計画通りの業績成長と、配当の増配を維持できれば、株価も持続的な上昇を続けるでしょう。