パナソニックの株価を予想!投資する3つの魅力とは

はじめまして、投資家の関原大輔@sekihara_d)です。

今回は「パナソニックの株価」を予想しながら、投資する3つの魅力について解説していきたいと思います。

🔳パナソニックの株価を予想【上昇には業績改善が必須】

✅業績は、右肩下がりで低迷中

✅株価はピーク時の1/3に下落

✅株価上昇には業績改善が必須

🔳パナソニックの株価を予想【投資する3つのメリット】

✅株価はかなり割安な水準

✅配当利回りの高さが魅力

✅コロナの影響は、最小限

パナソニックの株価は、今後どうなるかな・・・

今回は、そんな疑問にお答えしていきます。

【結論】しばらくは低迷が続きますが、あと2~3年で上昇に転じるでしょう。

パナソニックの業績は低迷が続いているため、株価もしばらくは軟調に推移するはずです。

しかし将来的には上昇する要素も備えているため、時間はかかりますが、業績が改善すれば、株価は上昇するでしょう。

今回は「パナソニックの株価」を予想しながら、投資する3つの魅力について解説していきたいと思います。

パナソニックの株価を予想【上昇には業績改善が必須】

それでは、「パナソニックの株価」について予想していきましょう。

まずは現在における、同社の株価や業績の現状について整理しておきましょう。

業績は右肩下がりで低迷中

パナソニックの業績はコロナの影響が大きく、右肩下がりの下落トレンドへ入っています。

下図に、同社の業績推移と見通しを示します。

売上高

(単位:億円)

営業利益・当期純利益

(単位:億円)

21年3月期の業績予想も含めれば、売上も利益も、3期連続で減少することが確実となっています。

コロナの影響もあり、パナソニックの業績は今、非常に厳しい状況にあります。

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株価はピーク時の1/3に下落

パナソニックの株価は、長期的に右肩下がりの下落が続いています。

下図に、30年間の長期株価チャートを示します。

パナソニック(6752)30年チャート

ITバブルと呼ばれた2000年には、株価は3,000円を超えるまでに上昇しました。

ところが2020年の株価は1,000円を割り込んでおり、20年間で、株価は1/3まで下落してしまいました。

また直近の下落も大きく、2018年からのたったの2年間で、株価は半値にまで急落しています。

このようにパナソニックの株価は、長期的にも短期的にも、下落が止まらない状況です。

ではこの下落トレンドは、いつまで続くのでしょうか?

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株価上昇には、業績改善が必須

このように、パナソニックは業績の低迷が続いていることで、株価の下落が止まらない状況です。

よってパナソニックの株価が上昇へ転じるには、業績の改善が必須です。

ところがコロナの影響が大きく、業績を改善するには、どうしても時間がかかります。

コロナが終息して業績が上向き、株価が上昇に転じるには、2〜3年はかかるでしょう。

それまでの間は、株価の停滞は避けられない状況です。

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パナソニックの株価を予想【投資する3つのメリット】

ここまで、パナソニックの厳しい現状について解説してきました。

しかし同社の株には、魅力的な点もたくさんあります。

以下にパナソニックの株へ投資する、3つのメリットについて紹介していきましょう。

株価はかなり割安な水準

パナソニックの株価は、ここまで中長期的な下落を続けてきました。

よって同社の株価は、現在、かなり割安な水準にあります。

下記はパナソニックの株価指標を、日経平均と対比したものです。

          日経平均  パナソニック

PER (倍)     21.9    9.6

PBR (倍)       1.1    1.1

配当利回り(%)      2.0    3.2 

株価の指標(2020年8月時点)

特にPERについては、日経平均の半分以下の水準です。

これはコロナによる業績悪化が織り込まれ、株価がさらに下落したためです。

よってコロナが終息して業績が回復に転じれば、株価は上昇する可能性が高いといえます。

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配当利回りの高さが魅力

パナソニック株のもう一つの魅力が、配当利回りの高さです。

同社の配当利回りは20年8月時点で3.2%と、かなりの高配当株となっています。

また配当金が、徐々に増配傾向にある点も魅力です。

下図は四季報による、パナソニックの業績推移と見通しです。

パナソニック(6752)業績推移と見通し

業績には紆余曲折がありますが、配当金については上昇傾向を維持しています。

このような配当の増配を少しずつでも維持することができれば、株価は将来、必ず上がります。

業績が回復して、さらなる「増配」を打ち出すこができれば、株価は着実に上昇するでしょう。

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コロナの影響は最小限

ここまで解説してきた通り、パナソニックの業績は、コロナ禍で停滞しているのは事実です。

しかし、それでも赤字になっている訳ではなく、ダメージは最小限に留まっています。

下図に20年度における、通期の業績見通しを示します。

20年度の業績見通し

(20年7月30日発表)

(単位:億円)

コロナ禍で最悪の年となった20年度においても、純利益は+1,000億円の黒字を確保できる見通しです。

家電を主力とした電気機器は、コロナ禍でも最低限の需要は見込めるため、赤字になるほどの致命傷にはなりません。

もちろん大きな減益とはなりますが、それでも多くの企業が赤字に転落するなかで、ダメージは最小限に留まっています。

今後はコロナ禍でも生き残れるビジネスの構築が必須となりますが、同社にとっては、追い風となる可能性もあります。

今後のアフターコロナで家電、電気機器への需要が高まれば、パナソニックの業績は、早期に回復するかもしれません。

業績が回復すれば、株価も上昇に転じる可能性が高いため、あと2~3年ほどは、様子を見たいところです。

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まとめ

以上により、今回は「パナソニックの株価」を予想しながら、投資する3つの魅力について解説させて頂きました。

ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。

パナソニックの株価を予想【投資する3つのメリット】

✅株価はかなり割安な水準

✅配当利回りの高さが魅力

✅コロナの影響は、最小限

【結論】しばらくは低迷が続きますが、あと2~3年で上昇に転じるでしょう。

現在はコロナ禍で業績が停滞していますが、これはあくまでも一時的な現象です。

2~3年を耐えしのぎ、業績を再び回復させることができれば、株価は必ず上昇します。

それまでの間は、我慢の時期が続くでしょう。

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