はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は「レバナス投資の完全ガイド」として、レバナスについて詳しく解説していきたいと思います。
🔳レバナス投資とは?
✅なぜ今、レバナスがブームに?
✅レバナスは直近3年間で、5倍に高騰
🔳レバナス投資は、リターンが桁違い
✅ナスダックのリターンは30年で30倍
✅レバナスのリターンは、30年で60倍
✅レバナスの長期平均利回りは14.5%
🔳レバナス投資で、心得るべき5つのマインド
✅レバナス投資は、リスクが高い
✅レバナスは値動きが激しすぎる
✅レバナスは長期投資が絶対原則
✅リスク低減には、長期投資しかない
✅長期投資ならローリスク、ハイリターン
🔳レバナスへ投資するには
✅レバナス投資の、おすすめファンドは?
✅レバナスへ投資するには
「レバナスって、どんな投資なのかな・・・?」
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。
昨今の米国株高騰に伴い、通称「レバナス」が人気を博し、注目が高まっています。
レバナスは、NASDAQ100にレバレッジをかけた「ハイリスク・ハイリターン」の投資です。
上昇時のリターンは抜群ですが、暴落時のダメージも大きく、扱いには十分注意する必要があります。
今回は「レバナス投資の完全ガイド」として、心得るべき5つのマインドを解説していきたいと思います。
レバナス投資とは?
それでは「レバナス投資」について、解説していきましょう。
レバナスとは、NASDAQ100の値動きの2倍程度となるよう、運用されるファンドの総称です。
具体的には「iFreeレバレッジ NASDAQ100」や「楽天レバレッジNASDAQ-100」といったファンドです。
なぜ今、レバナスがブームに?
なぜ今、レバナスが注目を集めているのでしょうか?
その理由は、何といっても「リターンの高さ」です。
リターンの高いナスダックへ「レバレッジ」をかけられる商品が、これまでは存在しませんでした。
「iFreeレバレッジ NASDAQ100」は2018年10月に設立された、比較的新しいファンドです。
「楽天レバレッジNASDAQ-100」に至っては、2021年11月に設立されたばかりです。
レバナスは直近3年間で、5倍に高騰
レバナスのリターンは極めて高く、参入する投資家が急増しています。
それもそのはず、レバナスの基準価格は、直近3年間で5倍に高騰しているのです。
これは単純に、ナスダックが3年間で2.5倍に高騰したためです。
このような爆発的なリターンが人気を博し、レバナスへの注目度が高まっています。
レバナス投資は、リターンが桁違い
ここまで手始めに、レバナス投資の概要について解説してきました。
レバナスの魅力は、何といっても「リターンの高さ」です。
ここからはレバナスの「成長力の高さ」と「今後の可能性」について、詳しく検証していきましょう。
ナスダックのリターンは30年で30倍
まずはレバナスの成長力を検証するために、ナスダックの歴史を見ておきましょう。
下図に過去30年間における、ナスダックの長期チャートを示します。
ナスダック_30年チャート
30年前となる1991年のナスダック総合指数は、約500ptほどの水準でした。
それが2021年には、15,000ptを突破しています。
つまりナスダックは直近30年間で、約30倍に高騰したことになります。
レバナスのパフォーマンスは、このナスダックの圧倒的な成長が原動力です。
レバナスのリターンは、30年で60倍
言うまでもないですが、レバナスは「ナスダック×2倍」の運用益が得られます。
よって理論上では、レバナスで過去30年を運用していれば、運用益は60倍となります。
まさに、凄まじいリターンですよね。
同じ歴史を歩んでくれれば、レバナスは今後も、このような高リターンを生む可能性があります。
レバナスの長期平均利回りは14.5%
このレバナスの長期リターンを平均利回りに換算すると、年利14.5%となります。
年利14.5%で30年を複利運用すれば、約60倍となる計算です。
これは過去30年間の平均値を示すものなので、今後も大きく外れることはないはずです。
この利回りで長期運用をすれば、17年も複利運用すれば、資産は10倍になります。
レバナスはこのような圧倒的な成長力を秘めている、魅力あふれる商品です。
レバナス投資で、心得るべき5つのマインド
ここまで、レバナスの「リターンの高さ」について解説してきました。
しかしレバナスは、リターンが高い反面、リスクも高い商品なので、扱いには十分注意が必要です。
ここからは本題として、レバナスへ投資する上で備えるべき「5つのマインド」を解説していきます。
レバナス投資は、リスクが高い
まず大前提として、レバナスは「リスクも高い」です。
レバナスには2倍のレバレッジがかかっているので、暴落時の下落幅も2倍になります。
ナスダックはただでさえ、値動きの大きい市場です。
値動きの大きいナスダックに2倍のレバレッジをかけたレバナスは、リスクがかなり高まります。
レバナスは値動きが激しすぎる
ではもっと具体的に、レバナスにはどれほどの暴落リスクがあるのでしょうか。
ここで1つ、参考資料をご紹介します。
下図にITバブル時を想定した、レバナスの暴落シミュレーションを示します。
1999年に元本1,000万円で開始した場合で、レバレッジ有り・無しのパフォーマンスを比較しています。
レバナスの下落シミュレーション(ITバブル崩壊時)
(出典元:ITmediaビジネスオンライン)
ITバブルのピーク時には、レバなし型は2,000万円、レバナスは一時4,000万円まで高騰します。
しかしバブル崩壊後は、レバなし型が462万円、レバナスはなんと92万円まで暴落します。
4,000万円が92万円まで下落するという、なんとも驚異的なシミュレーションです。
かなり極端な事例ですが、レバナスにはこのような大暴落となる可能性があるのです。
レバナスは長期投資が絶対原則
こういった大暴落となる可能性を秘めたレバナスは、上級者でないと扱いが難しいといえます。
経験が浅く、投資に必要なマインドが備わっていない初心者では、価格の暴落に耐え切れません。
こういった大暴落のリスクがある以上、レバナスの運用は「長期投資」が絶対原則です。
リスク低減には、長期投資しかない
このような大暴落のリスクをヘッジするには「長期投資」しかありません。
どんな大暴落に見舞われても、米国の株価が戻らなかったことは、歴史上で一度もありません。
大暴落に見舞われても、鉄壁のマインドを備えた長期投資家であれば、価格が戻ることを知っています。
よって長期投資に徹することができれば、レバナスといえど、リスクを限りなく低減できます。
長期投資ならローリスク、ハイリターン
「レバナス×長期投資」なら、リスクを低減しつつ、ハイリターンを狙う運用が可能です。
下図にもう一度、ナスダックの30年チャートを示します。
ナスダック_30年チャート
ナスダックを含む米国株は、短期的な暴落はあるものの、長期的には右肩上がりの上昇を続けます。
ナスダックの価格が戻らなかったことは、ただの一度もありません。
よって10年、20年、30年といった超長期投資に徹することで、リスクは限りなく低減できます。
「レバナス×超長期投資」なら、まさにローリスク・ハイリターンの運用も可能と考えます。
レバナスへ投資するには
ここまで、レバナスへ投資する上で必要となる、5つのマインドを解説してきました。
では最後に、レバナスへ投資するには、どのような方法があるのでしょうか。
以下に、レバナス投資のおすすめファンドと、投資する方法について紹介しておきましょう。
レバナス投資の、おすすめファンドは?
以下にレバナスへ投資できるファンドとして、2つの投資信託を紹介します。
いずれも手数料無料で、NISAが適用でき、100円から投資できるおすすめファンドです。
iFreeレバレッジ NASDAQ100
ファンド名:iFreeレバレッジ NASDAQ100
運用会社 :大和アセットマネジメント
種 別 :米国株式(為替ヘッジあり)
買付手数料:無料
管理費用 :0.99%
運用開始日:2018年10月19日
まずはレバナスの代表格とも言える「iFreeレバレッジ NASDAQ100」です。
大和アセットマネジメントにより、2018年10月より運用されています。
当ファンドの実績は上図の通り、基準価格が3年間で5倍となる、驚異的な実績を誇ります。
楽天レバレッジNASDAQ-100
ファンド名:楽天レバレッジNASDAQ-100
運用会社 :楽天投信投資顧問
種 別 :米国株式(為替ヘッジあり)
買付手数料:無料
管理費用 :0.77%
運用開始日:2021年11月17日
続いて新しく設立されたファンドが「楽天レバレッジNASDAQ-100」です。
楽天投信投資顧問により、2021年11月に設立されたばかりです。
まだ日が浅いので実績はないですが、ナスダック×2倍に連動するので、疑いは不要です。
当ファンドは管理費用が0.77%と安く、iFreeレバレッジより低コストで運用できるため、おすすめです。
レバナスへ投資するには
上記2つのファンドへ投資できるのは「楽天証券」だけです。
特に低コストが魅力の「楽天レバレッジNASDAQ-100」については、楽天証券でしか販売されていません。
楽天証券なら、楽天ポイントでレバナスへ投資することもでき、とても人気が高まっています。
あわせて読みたい
レバレッジ型のファンドへ投資できる商品については、下記の別記事でも紹介しています。
ナスダックだけでなく、様々なレバレッジファンドも紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
まとめ
以上により、今回は「レバナス投資の完全ガイド」として、レバナスについて詳しく解説してきました。
ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
🔳レバナス投資とは?
✅なぜ今、レバナスがブームに?
✅レバナスは直近3年間で、5倍に高騰
🔳レバナス投資は、リターンが桁違い
✅ナスダックのリターンは30年で30倍
✅レバナスのリターンは、30年で60倍
✅レバナスの長期平均利回りは14.5%
🔳レバナス投資で、心得るべき5つのマインド
✅レバナス投資は、リスクが高い
✅レバナスは値動きが激しすぎる
✅レバナスは長期投資が絶対原則
✅リスク低減には、長期投資しかない
✅長期投資ならローリスク、ハイリターン
🔳レバナスへ投資するには
✅レバナス投資の、おすすめファンドは?
✅レバナスへ投資するには
レバナスは、とにかく「ハイリスク・ハイリターン」の商品です。
値動きが大きすぎるため、投資マインドが未熟な初心者には、扱いがとても困難です。
レバナスへ投資するなら、とにかく「超長期投資」に徹しましょう。
「レバナス×超長期投資」なら、リスクを最小限に抑え、高リターンを狙うことができるでしょう。